fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「20世紀少年 最終章」(2009)</span>


コミックベースの映画化で、好みの種類の映画ではないにも関わらず、映画館に足を運んだのは、
あの"戦略的な" CMか!(爆)。正体は誰か・・・といった飢餓感を高めさせ、それを前2作で引っ張り続けてきたのだから、期待はするでしょう。

何度も何度も、仮面が剥がされるシーンがあるが、それを見た者の反応だけが映し出される。
「お前か?」(笑)。

そして、「そうだよ。ぼくが“ともだち”だよ」と正体の主は、不敵に応える。

見ないわけには行かないでしょう。




時代が1969年、2000年、2015年、2017年など交差して描かれる。

どの少年が、後年どの人物になっているのか、人間関係などが複雑に絡みあっていて、
わかりにくい部分もあるが、すべてに伏線が張り巡らされているサスペンス的な要素もある。

“世界大統領”となった“ともだち”はいかにして生まれたのか。その謎が明かされていくプロセス
が興味深い。





第1作から注意深く見ていないと、読みきれないところもある。 
ただ、後で、真実が明かされるとき、その “ともだち”の動機、そこからさらに過激な思想が
生まれていく過程が描かれる。

“ともだち歴3年”(西暦2017年)。殺人ウイルスが蔓延した東京はそびえたつ壁に包囲され、
都民の行動は完全に制限されていた。

そして“ともだち”は「8月20日正午、人類は宇宙人に滅ぼされる。私を信じるものだけが救われる」と声明を発表するのだった。

1969年に、野原に集まった少年たちと一人の少女のなかに、"ともだち“はいたのか。

“ともだち”による人類滅亡の危機を救うことができるのか・・・。

総製作費は最近の日本映画では珍しいほどの60億円というスケールの大きさ。
興行収入も出だしが好調のようで、楽に回収できるでしょう(DVDなどの2次収入もある
ことだし。全3巻コンプリートといった形で)。

300名を超えるオールスターキャストが出演ということで、1年間におよぶ長期撮影を敢行。 
特にラストのコンサートシーンのエキストラの数には度肝を抜かれた。

登場人物のクレジットが流れるラストシーンのあとに、驚くべき映像が(笑)。
ここは原作と異なるようで、見ごたえはあった。

一応のあらすじは・・・。

高度成長による「夢と希望」に満ちあふれていた時代から、一転して経済は停滞しオカルトブームが
起き、世界滅亡の空気まで漂いはじめた、1970年前後。

そんな時代に少年たちが空想した未来。地球滅亡をもくろむ悪の組織、東京を破壊し尽くす巨大ロボット。世界は混沌とし、滅亡に向かっていく。それに立ち向かい地球を救う、勧善懲悪の正義のヒーローとその仲間たち。こんな下らないストーリーを“よげんの書”と、少年たちは名付けた。大人になるにつれ、そんな空想の記憶は薄れていく。

しかし、1997年、コンビニエンスストアを営む主人公のケンヂは、お得意先一家の失踪や幼なじみの死をきっかけに、その記憶を次第に呼び覚まさせていく。そして、世界各地の異変が、幼い頃空想した“よげんの書”通りに起こっていることに気づく。出来事に必ず絡んでくる謎の男“ともだち”との出会いによって、全ての歯車は回り出す・・・(HPより)。

・・・
出演
唐沢寿明・・・主役の”ケンジ”ですが、力が入っている割には、それほどのインパクトがなく。
豊川悦司・・・この映画では、一番の役得かも。かっこいいと評判。
常盤貴子・・・ロサンゼルス公開では、ヒロインで人気があったようですが、それほどでは・・・笑。
平愛梨 ・・・ほとんど新人でしょうが、重要な役どころで、今後が期待されそうです。
香川照之・・・いっぷう変わった役どころはお家芸ですね。
石塚英彦・・・料理番組の「マイウー」(うまい!を逆さに言う)が有名。映画でも食べるシーンが?
宮迫博之
藤木直人
古田新太
森山未來
小池栄子
黒木瞳 ・・・出番は少なくも、魅力は変わりません。
光石研


日本のCG技術もたいしたもので、登場するロボットは、あのスティーブン・スピルバーグの「宇宙戦争
などにも負けない迫力がある。

☆☆☆(DVDでもいいかな)



↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。
https://movie.blogmura.com/movie_japanese/     
https://movie.blogmura.com/movie_foreign/