ふとしたことで、殺人事件に巻き込まれる男をサスペンス・タッチで描いている。
user tさん(http://blogs.yahoo.co.jp/t145146/6441246.html)
が紹介している「死ぬまでに観たい映画1001本」(発行・ネコ・パブリッシング、総編集・
スティーブン・ジェイ・シュナイダー、翻訳・笹森三和子、定価・5500円+税)のなかに
も入っている1本。
が紹介している「死ぬまでに観たい映画1001本」(発行・ネコ・パブリッシング、総編集・
スティーブン・ジェイ・シュナイダー、翻訳・笹森三和子、定価・5500円+税)のなかに
も入っている1本。
「死ぬまでに~」は、アメリカで出版されたものの翻訳であり、アメリカでスクリーン上映された
作品が選出基準となっているようで、外国映画で人気があっても、米国で上映されていない作品は
入っていない。ちなみに入っている作品は、日本映画では「羅生門」「東京物語」などで、
「2001年宇宙の旅」「時計仕掛けのオレンジ」「カサブランカ」「第三の男」「ゴッドファーザー」
「自転車泥棒」「市民ケーン」「街の灯」「「暗黒街の顔役」「恐怖の報酬」など往年の名作が
リストアップされている。
作品が選出基準となっているようで、外国映画で人気があっても、米国で上映されていない作品は
入っていない。ちなみに入っている作品は、日本映画では「羅生門」「東京物語」などで、
「2001年宇宙の旅」「時計仕掛けのオレンジ」「カサブランカ」「第三の男」「ゴッドファーザー」
「自転車泥棒」「市民ケーン」「街の灯」「「暗黒街の顔役」「恐怖の報酬」など往年の名作が
リストアップされている。
「上海から来た女」は、こんなストーリー。
夜の闇のニューヨーク・セントラルパーク。
その場では冷たくあしらわれたマイクだが、別れてしばらく後、彼女の悲鳴が聞こえた。
かけつけたマイクは暴漢に襲われてるエルザを見た。エルザを助けて駐車場まで送ったマイクは、彼女が弁護士で資産家のバニスター(エヴェレット・スローン)の妻であることを知った・・・。
マイクとエルザはやがて親密になっていくが、気がかりなのは、バニスターの顧問弁護士を自称する
グリズビー(グレン・アンダース)と言う男の存在だった。サンフランシスコでグリズビーに会った
マイクは、奇妙な申し出をうけた。「グリズビーを殺したのは私です」という書類にサインすれば5千ドル与えるというのだ。即答をさけた彼はエルザと会う。彼女は駆けおちしようといい、その資金のため、彼は書類にサインしたのだ。
グリズビー(グレン・アンダース)と言う男の存在だった。サンフランシスコでグリズビーに会った
マイクは、奇妙な申し出をうけた。「グリズビーを殺したのは私です」という書類にサインすれば5千ドル与えるというのだ。即答をさけた彼はエルザと会う。彼女は駆けおちしようといい、その資金のため、彼は書類にサインしたのだ。
そして再び、エルザの元へ向かう途中、マイクは非常検問にぶつかる。何と本当にグリズビーが殺されたのだ。あの書類を証拠にマイクは逮捕された。誰かの罠だった・・・。
殺人犯として公判に付されたマイクは、裁判所を脱走しチャイナ・タウンに逃げこむが・・・。
(HPから)
(HPから)
映画は、公開当初は評価されなかったようで、後にフランスでオーソン・ウエルズが見直され、
あとに続く監督(ウッディ・アレンなど)に影響を与えた。リタ・ヘイワースは、当時ウエルズの
妻だったが、別居中で、製作サイドの要望でヘイワースが起用されることになり、ヘイワースは
「ギルダ」(1946)で既に知られていたが、「上海から来た女」で、さらに大女優の足がかりをつかんだ。
あとに続く監督(ウッディ・アレンなど)に影響を与えた。リタ・ヘイワースは、当時ウエルズの
妻だったが、別居中で、製作サイドの要望でヘイワースが起用されることになり、ヘイワースは
「ギルダ」(1946)で既に知られていたが、「上海から来た女」で、さらに大女優の足がかりをつかんだ。
チャイナタウンの中国人に襲撃されたマイクが、ガラス張りの部屋に入れられるが、
ここでのガラスの反射などの映像効果が印象深い。
ここでのガラスの反射などの映像効果が印象深い。
オーソン・ウエルズの天才ぶりが発揮された作品だった。
☆☆☆