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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

00年代(57)「白いカラス」(2004)

 

白いカラス」(2004)は、ニコール・キッドマンのポスターが意味ありげで、4年前に映画館(台湾)で見た。

映画の原題の「The Human Stain」てなんだろうと思ったら、”人間のシミとか汚点”という意味らしい。過去の触れられたくない事実、隠したいことのようだ。

この映画の主人公の大学教授(アンソニー・ホプキンス)の秘密、隠し続けてきたことが、そのStain(シミ)というわけ。原作は、フィリップ・ロスという人の「Human Stain」。

この大学教授、授業中に黒人に差別発言をしたことで、職も妻も失う。

そんなときに、薄幸の女性(ニコール・キッドマン)と出会うことになり、同じような、暗い過去を持つことから、その女性にだけには、自分の数十年隠してきた秘密を告げるのだが・・・。

凛としたキッドマンのイメージが強いが、この映画では、ちょっと崩れて、暗い過去をもち、違った魅力を見せている。美貌は隠せないが。キッドマンには、嫉妬深い夫エド・ハリス)がいて、キッドマンとホプキンスの関係を知って、殺意を持って二人の前に現れる・・・。

映画のオープニングは、ある悲劇で始まる。
映画を見ていくうちに、オープニングに戻り、ああそうだったのか、とわかる仕掛け。
(よくあるパターンといえるかもしれない)

ホプキンス、キッドマンの演技が注目の人間ドラマで、一見の価値はあった。

☆☆☆


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