「野獣たちのバラード」(1965、ロシア映画)
1971年に、劇場で観た(有楽町・丸の内東宝)
長い間、スターリンによる牢獄独裁政治に苦しんできた旧ソ連による、
ヒトラー及びナチスの記録映画。副題は「ありふれたファシズム」
(あえてナチスだけの問題と特定していない)。 ナチスが暴略を尽くした
その現象よりむしろ、それに関係させられた(特に加害者側)の人間の描写に
力を入れたものとなっている。当時の記録フィルムに残された、ナチ演説を聞く
聴衆の表情を冷静に分析する姿勢などは、政権批判などはタブーだった旧ソ連の
映画人たちによる、精一杯のスターリン批判ともいえるドキュメンタリー
映画といえる。
ヒトラー及びナチスの記録映画。副題は「ありふれたファシズム」
(あえてナチスだけの問題と特定していない)。 ナチスが暴略を尽くした
その現象よりむしろ、それに関係させられた(特に加害者側)の人間の描写に
力を入れたものとなっている。当時の記録フィルムに残された、ナチ演説を聞く
聴衆の表情を冷静に分析する姿勢などは、政権批判などはタブーだった旧ソ連の
映画人たちによる、精一杯のスターリン批判ともいえるドキュメンタリー
映画といえる。
鑑賞時のメモ書き: