「日本残侠伝」(1969)
「日本残侠伝 破れ傘」(1972)
「日本残侠伝」
マキノ雅弘が原作・脚色・監督。永田俊夫が共同脚色した任侠もの。
「続 女の警察」の横山実が撮影を担当。
時代は、大正時代の半ば。浅草に根を張るやくざ大場と岩田の抗争。
角芳は、長屋をこわし、デパートを作ろうと画策していた。それを知った
木場人足の親方江戸常は、長屋の住民のため、角芳に長屋を売らぬよう頼むのだった。
が、その帰り道、江戸常は、材木の下敷となり、不慮の死を遂げた。
そんな時、江戸常組の小頭秀次郎が、一年の仮釈を得て帰って来たが、
親方の気持を知り長屋を守ろうと決心するのだった。しかしその頃、岩田は
角芳を陥し入れ、契約書に印を押させてしまった・・・。
キャスト(役名)
高橋英樹 (中山秀次郎)
川地民夫 (銀流しの梅吉)
津川雅彦 (木曽の吾作)
水島道太郎 (江戸常五郎)
「日本残侠伝 破れ傘」
197X 3月13日 メモ:
オールスター顔合わせの東映映画。高倉健の映画を始めて見る。
重みがある。ストーリー自体は、型にはまっているが、役者の
配置は、よく考えていると思った。さまざまな人間模様が、
「雪の中」で繰り広げられる。シリーズは、9作目とのこと。
鶴田浩二、安藤昇が凄みがある。このほか、北島三郎、
星由里子などのスターが競演。北国のロケと思われるが、
台詞が少ない。日本の仁侠映画の代表的なシリーズの
一つだろう。