青春映画の1本を挙げれば、「卒業」でしょうか。
アメリカン・ニューシネマの代表作で、あまりにも有名。
S&G(サイモン&ガーファンクル)の「サウンド・オブ・サイレンス」の
テーマ音楽のほか、ミセス・ロビンソン、スカボローフェアなど、
名曲がどれもスタンダード曲になっている。
1968年公開時は、TVの予告編は観ていましたが、受験生だった
ころで、まだ洋画は、1本も劇場で見ていませんでした。
1968年に公開された主な映画では、
「ロミオとジュリエット」「俺たちに明日はない」「2001年宇宙の旅」
「猿の惑星」などがあった。
やっと、1-2年後に「卒業」を見ました。
今、テレビで放送されている「冗談じゃない!」に少し似た内容ですね。
誘惑されたとはいえ、ミセス・ロビンソンと関係を持ち、その娘と
結婚しようというのですから、きわどいです(笑)。
それを救っているのが、全体を包む、音楽と、適度なユーモア。
映画では、ミセス・ロビンソンを演じたアン・バンクロフトが
クレジットの最初に来ており主役、ダスティン・ホフマン、キャサリン・ロスと
続いている。リチャード・ドレイファスが出ているといいますが、
当時はわかりませんね(今も再見しないとわかりません)。
大学を卒業したベン(D.ホフマン)が、進路について悩みながらも
エレーンと知り合い、結婚式場から、花嫁(エレーン)を略奪
するという、荒業が、印象的だった。
急いで飛び乗ったバスでは、お互いに会話をかわすことなく、
これから降りかかるであろう将来の不安や難問を予感させる
など余韻を残して「THE END」となっていた。
親、社会から期待されている、決められたレールを走るのは、ごめんだと
一歩踏み出した瞬間でした(笑)
この後はどうなったのでしょう(笑)
ダスティン・ホフマンはこの映画当時すでに30歳。
今から見れば、若いですね。大学を卒業したばかり
にしては、トウがたっている年齢ですが。
ダスティン・ホフマンの俳優としての快進撃が
ここから始まりましたね。
次作が「真夜中のカーボーイ」でした。
「卒業」の予告編はこちら:http://www.youtube.com/watch?v=X-3PP7hfIm4
キャスト
ダスティン・ホフマン:ベンジャミン
アン・バンクロフト:ミセス・ロビンソン
キャサリン・ロス:エレーン
マーレイ・ハミルトン
リチャード・ドレイファス←気がつきませんでしたね。
バック・ヘンリー
エリザベス・ウィルソン
作品は舞台化もされた。
2000年から2002年までブロードウェイなどで上演された。
キャスリーン・ターナーがミセス・ロビンソンを演じた。
おおぉ、観たかったなぁ。
☆☆☆☆