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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">1960年代(28)「卒業」(1968)</span>




 
 青春映画の1本を挙げれば、「卒業」でしょうか。
 
 アメリカン・ニューシネマの代表作で、あまりにも有名。
 
 S&G(サイモン&ガーファンクル)の「サウンド・オブ・サイレンス」の
 テーマ音楽のほか、ミセス・ロビンソン、スカボローフェアなど、
 名曲がどれもスタンダード曲になっている。

 1968年公開時は、TVの予告編は観ていましたが、受験生だった
 ころで、まだ洋画は、1本も劇場で見ていませんでした。
 
 1968年に公開された主な映画では、
 「ロミオとジュリエット」「俺たちに明日はない」「2001年宇宙の旅
 「猿の惑星」などがあった。

 やっと、1-2年後に「卒業」を見ました。
 今、テレビで放送されている「冗談じゃない!」に少し似た内容ですね。
 誘惑されたとはいえ、ミセス・ロビンソンと関係を持ち、その娘と
 結婚しようというのですから、きわどいです(笑)。

 それを救っているのが、全体を包む、音楽と、適度なユーモア。
 
 映画では、ミセス・ロビンソンを演じたアン・バンクロフト
 クレジットの最初に来ており主役、ダスティン・ホフマンキャサリン・ロス
 続いている。リチャード・ドレイファスが出ているといいますが、
 当時はわかりませんね(今も再見しないとわかりません)。

 大学を卒業したベン(D.ホフマン)が、進路について悩みながらも
 エレーンと知り合い、結婚式場から、花嫁(エレーン)を略奪
 するという、荒業が、印象的だった。

 急いで飛び乗ったバスでは、お互いに会話をかわすことなく、
 これから降りかかるであろう将来の不安や難問を予感させる
 など余韻を残して「THE END」となっていた。

 親、社会から期待されている、決められたレールを走るのは、ごめんだと
 一歩踏み出した瞬間でした(笑)

 この後はどうなったのでしょう(笑)
 ダスティン・ホフマンはこの映画当時すでに30歳。
 今から見れば、若いですね。大学を卒業したばかり
 にしては、トウがたっている年齢ですが。

 ダスティン・ホフマンの俳優としての快進撃が
 ここから始まりましたね。
 次作が「真夜中のカーボーイ」でした。

 「卒業」の予告編はこちら:http://www.youtube.com/watch?v=X-3PP7hfIm4
 
 キャスト
 ダスティン・ホフマン:ベンジャミン
 アン・バンクロフトミセス・ロビンソン
 キャサリン・ロス:エレーン
 マーレイ・ハミルトン
 リチャード・ドレイファス←気がつきませんでしたね。
 バック・ヘンリー
 エリザベス・ウィルソン

 作品は舞台化もされた。
 2000年から2002年までブロードウェイなどで上演された。
 キャスリーン・ターナーミセス・ロビンソンを演じた。
 おおぉ、観たかったなぁ。

 ☆☆☆☆