↑依頼人(ジェフ・ブリッジス)と弁護士(グレン・クロース)
「白と黒のナイフ」(1985年、原題:JAGGED EDGE)は、サスペンス映画、法廷ドラマとしてわくわくさせられた映画でした。もう一度見てみたい映画です。
「有罪か、あるいは無罪か」を陪審員に問う裁判劇。日本の裁判と異なり、アメリカでは陪審員が
それを決める。
証拠が十分なく、状況証拠が中心にもかかわらず、動機があるというだけで逮捕。
依頼者と弁護士が、好意以上の感情を持ってしまい、次々と現れる疑惑や、どんでん返しがハラハラ
ドキドキ。こういうサスペンス・犯罪映画は、好きですね。法廷で明かされる真実が、観るものを
ぐいぐいと引き込んでいく。
愛と疑惑のはざまで、敏腕女弁護士が知った真実とは?!
敏腕女弁護士のグレーン・クローズ、やはり上手い!
この映画の2年後には、女の怖さを男たちに示した、あの思い出しても怖~い「危険な情事」へと
行くわけです・・・(笑)。
物語は、ある嵐の夜、サンフランシスコの海辺の別荘で女性が殺害される事件が発生することから
始まる。被害者は出版王の孫娘ペイジ・フォレスターであり、莫大な遺産を引き継ぐことになる夫に
疑惑が向けられる。夫は犯人なのか、あるいは何か、隠された事実があるのか、手に汗握る展開が
裁判を通じてあきらかになっていく。
殺された女は、ジャグド・エッジ(狩猟用ナイフ)で何度も刺されたうえ、内臓をえぐられた
ような跡もあった。誰が見ても残忍な殺され方は、一見猟奇殺人かと思われた。しかし、この異常な
事件を担当したクラズニー地方検事(ピーター・コヨーテ)は、事件当時犯人に殴られ昏倒していた
という夫ジャック(ジェフ・ブリッジス)が怪しいと睨み、妻殺しの容疑で起訴した。
起訴の理由は明確で、ペイジの一族が所有するサンフランシスコ・タイムズの編集長だった
ジャックが、彼女の死により一夜にして莫大な財産を相続したこと、さらに、ジャックの所属する
クラブの守衛が、彼のロッカーで凶器に似たナイフを見たと証言したことからだった。しかし、
一貫して無実を主張していたジャックは、敏腕女性弁護士テディ・バーンズ(グレン・クローズ)に
弁護を依頼することにした。
美人で男勝りのテディは、離婚後2人の子供を育てるために企業関係の弁護士として働いているが、
以前はクラズニーの下で検事補として働いており、その時のある経験から、二度と刑事事件は引き受け
ないという意思があった。しかし、ジャックは弁護を引き受けてもらうため、彼女と会い、心を通わせていく。そして、2人は被告人と弁護士という関係以上の感情を持ち始めてしまう。
やがて、テディはジャックを100%信用しきれずも、弁護を引き受けることに。
ただし「もしあなたがウソをついていたら弁護から降りる」ということが条件だった。
テディは検事補時代の友人サム・ランサム(ロバート・ロジア)の協力を得て、ジャックとペイジの
周辺調査を開始。そして、ついに強いクラズニーを相手に裁判が始まるのだが。法廷劇としても
見ごたえ十分だった。
しかし、その頃からテディのもとに「ジャックは無実だ」とタイプされた匿名の手紙が届くようになっ た…。果たして、ジャックは白か黒か・・・・・?!(HPよりかなり抜粋あり)
ああ、おもしろかった(笑)。ポニーさん、必見ですよ!(爆)
簡単な予告編はこちら:http://movies.nytimes.com/movie/25752/Jagged-Edge/trailers