新庄は、大したものです(笑)。驚きました。
現役野球人生の最後を日本一で飾るという、まったく強運の持ち主ですね。
3年前に新庄の加入がなかったら、優勝できたか・・・とふと思う人は多いのでは。
「(強運を)持ってるわ、オレ。ほんと、この漫画みたいなストーリー。出来すぎって思いません?
今後、体に気をつけたいと思います」(新庄のことば)
簡単に言ってのけますが、メジャー挑戦にしても、北海道行きにしても、ファン・サービス
にしても、新庄は、徹底して、皆を楽しませようという気持が常にあるのだと感じました。
なかなか、いません。
「新庄劇場」は、スタンディング・オべーションで幕を閉じました。
データ・記録的には、2流、3流(失礼)の選手でしょう。終身打率、250.ですから。
安打は、1,500本と立派です。ホームランも200本以上、これもすごい。
野球の魅力というのは、個人の魅力が大きいことを痛感しました。
この15年間の、新庄の軌跡が紹介されていましたが、ビデオ、CDは出すわ、
ベスト・ドレッサー、ベスト・ジーにストなど数々の賞は受けるわ、
毎年、にぎわせてきました。アメリカに行っても、オーラがあったといいます。
昔は、”努力”と”根性”がテーマ。
今は、蔭で努力はしても、それを出さすに
”明るさ”が、”明暗を分ける”ようです。
かつて、それほど目立たないが、黙々と活躍する選手はいました。
中日の高木守道選手、広島の鉄人・衣笠幸雄選手・・・など。
職人さんのような、安打製造機の人もいました。
榎本喜八、張本勲・・・大打者です。すばらしいことです。
スーパースターは、別にいました。
王貞治、長嶋茂雄、近年のイチロー・・・。
”明るさ”では、長嶋さんが、ピカイチでしょう!(笑)
あの、天性の明るさは、記録以上にすごかった。
記録で長嶋を上回る人は、います(落合、張本、王・・・)。
すべての動きが絵になっていましたから。
大スターではないけれど、魅力的かつ個性的な選手は、記憶に残る選手は
大勢いました。大洋(現横浜)の近藤和彦のあの、バッターの構えは、
腰を抜かします。頭の上に、バットを担ぎ上げるスタイル(笑)。
札幌で、野球にまったく関心のなかったおばあちゃん(80歳)まで、
新庄見たさに、応援しているといいます。
こんなことは、”ホントニ、新庄ラレナイ~”
今後は、どんな「Shinjo劇場」を見せてくれるのか・・・。