fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「トップガン マーヴェリック」をIMAXでみる(TOHOシネマズ日比谷)。

大ヒット公開中の「トップガン マーヴェリック」を最高画質と言われるIMAXでみた(TOHOシネマズ日比谷)。IMAXは初体験かもしれない。

この映画に全エネルギーを集中したようなトム・クルーズの熱量は、爆音・大音響と高精細映像で観客の度肝を抜く迫力。映画を見るというよりは戦闘機の操縦席に放り出されたような臨場感が迫ってくるリアルな体験型映画だった。

セリフの中で何度か出てくる「考えるな、行動しろ(Don’t think. Just do.)は、「(配信かBDでみるか)考えるな、(劇場に足を運ぶ)行動しろ!」ということかもしれない。

海軍のエリート養成学校"トップガン"に、天才と呼ばれた男マーベリック(トム・クルーズ)が帰ってきた。父と親友を空で失った過去を持ち、誰よりも空の厳しさと美しさを知る男だ。

マーヴェリックは守ることの難しさ、戦うことの過酷さを教えようとするが、訓練生らは型破りな指導に困惑し反発する。そんな新人たちの中には、かつてマーヴェリックの相棒だったグースの息子ルースター(マイルズ・テラー)の姿もあった。

ルースターは、訓練中に命を落とした父とバディを組んでいたマーヴェリックを恨み、対峙するのだが…。

マーヴェリックは、相棒を死なせてしまったという過去の悔いがあり、その息子も同じ運命にさせたくないと、息子ルースターの願書を破り捨てていたのだ。ルースターにしてみれば、反発したくなる…。

ルースターは、マーヴェリックと行動を共にしていく中で、これから戦闘機でいざ出陣という時に「一言いいたいことが…」とマーヴェリックに告げると「帰還してから聞く」と答えるシーンがいい。もし帰還できなかったら、ルースターの言葉を聞くことはできなかっただろうに…。マーヴェリックの頭には「言いたいことはわかっている」という気持ちであったのかもしれない。

熱いドラマが展開するが、戦闘機の爆音は、心臓が弱い人はバクバクしてしまうかもしれない(笑)。4機の戦闘機で”ならず者の国の拠点撲滅に出陣するが、第1機操縦するマーヴェリックの機体が爆撃され墜落してしまい、管制塔本部では、一機失ったので、残りは帰還せよの命令が下るのだが・・・。驚くべき展開が待っていた。

劇中のマーヴェリックのセリフで、「考えるな、行動しろ!以外にも、印象的な言葉が多い。

上官からいずれ戦闘機は全滅し、パイロットなどは将来必要なくなり、いらなくなるといわれると、マーヴェリックは「だが(それ=全滅するのは)きょうではない」。

「劇場へ急げ、それは明日ではない!」

第1作公開から36年。当時20歳で見た人も50代後半。テーマ曲だけでなく、写真や、小さなアイテム、第1作で登場した戦闘機「F-14」などは「化石かよ」といわれるほどの代物で、言ってみればアナログの世界で、懐かしさもあふれている。

海軍における階級の上下関係の確執・衝突、教官と訓練兵のわだかまりと関係修復の過程のドラマの展開、ラブストーリーなど見どころは満載

それにしても、エンドロールを見ているといかに多くの人がこの映画に関わっているかに驚かされる。最後にこの映画の製作の後に亡くなったトニー・スコット監督に捧げるという字幕があった。

www.youtube.com

映画字幕はあの人だった。

この映画の製作費は1.7億ドル(約200億円)で、アメリカではすでに400億円の興収を記録しており、日本では、第1作の70億円(1986年度のNo.1ヒット作)を上回るのは必至で100億円も夢ではない。

・・・

トップ・ガン マーヴェリックメモ:

アメリカ軍は「陸軍」「海軍」「海兵隊」の3部門。

「陸軍」→空軍

「海軍」→戦艦を守る。航空戦闘機トップガンも所属

海兵隊」→上陸作戦

■戦闘機

3つが異なる戦闘機を使っていたが「統合打撃戦闘機計画」により、共通した後継機(第五世代)「F-35 ライトニング」となった(2005年~運用)。名称はF-35A(空軍)・F-35B(海兵隊)・F-35C(海軍)

特徴:反射面積を抑えたステルス(隠密)性能・ヘッドマウントディスプレイ(360°死角なし)。前作「トップ・ガン」(1986)に登場したF-14トムキャットは1974年から運用されていたが、1983年からF/A-18が運用(Fは戦闘機:対空戦闘、Aは攻撃機(対地攻撃)。

今回の映画ではF-35戦闘機が使えないことから「トップ・ガン マーヴェリック」に登場するのは「F/A-18」の改良機「F/A-18E/F」。Eは単座(1人乗り)、Fは複座(2人乗り)。特徴:空中給油可能、電子化が進む、課題は航空距離の短さ。

 

■「にほんブログ村」にポチッと押しましょう。

https://movie.blogmura.com/ranking/in   

https://movie.blogmura.com/moviereview/ranking/in