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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「モンタナの目撃者」(原題:Those Who Wish Me Dead、2021)を見る。

モンタナの目撃者」(原題:Those Who Wish Me Dead、2021)を見る。アンジェリーナ・ジョリー主演。アンジーが、森林消防隊員として、パラシュートで落下したり、水中にもぐったり、山火事から逃れるために走ったり、久しぶりにアクションに取り組んでいる。

山林火災と暗殺者たちから子供を助ける、ハラハラドキドキのサバイバルアクション・サスペンス・スリラー。

監督・脚本を担ったのは「ボーダーライン(2015)」で脚本を務め、「ウインド・リバー」(第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で監督賞を受賞)のメガホンをとったテイラー・シェリダン

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山脈が連なり大自然が広がるモンタナ州。この地で森林消防隊員として勤務しているハンナ(アンジェリーナ・ジョリー)は、過去の事件のトラウマに苦しんでいた。

炎燃え盛る山火事の現場で、ハンナは立ち尽くしていた。仲間が火に飲みこまれ、炎の向こうには3人の子供たちが「助けて」と叫んでいる。「私が風を読み間違えたせい」。火の勢いが増し、ハンナは引きずられるようにその場から離されて行く。

うなされるように飛び起きるハンナ。それは夢だった。

1年前のあの事件は、ハンナに深い傷痕を残したままだった。

消防隊の仲間や、町の警察官イーサン(ジョン・バーンサル)も自暴自棄になるハンナを心配していた。

そんな中、ハンナは森林の山頂にある見張り塔の勤務を与えられる。

自然の中でひとり、思い出すのはあの日の山火事の光景。再び後悔の念と悲しみが襲ってくる。

山の天気は変わりやすく、遠くで発生した雷が早いスピードで近づいてくる。もの凄い音と衝撃が塔に走る。間一髪の所で直撃は免れたものの、ハンナは手のひらを負傷。手を洗おうと川へと向かう。

一方、その頃市内では、地方検事の家が、ガス漏れで大爆発を起こしたというニュースが流れていた。そのニュースを目にした法廷会計士のオーウェンは怯える。

オーウェンは、息子のコナー(フィン・リトル)を連れて車を走らせる。父の様子に戸惑うコナーに、オーウェンは言ってきかせる。「私は正しいことをした」と。

父の仕事柄、何か危険なことに巻き込まれていると察したコナー。父から「もし自分に何かあったら、信頼できる人に渡してほしい」と手紙を託される。

追っ手はすぐそこまで忍び寄っていた。重大な秘密のもみ消しに雇われた殺し屋ジャック(エイダン・ギレン)とパトリック(ニコラス・ホルト)は、すでにオーウェン親子の行先を割り出し、峠で待ち構えていた。

オーウェン親子は、モンタナ州の田舎でサバイバルキャンプを営む警察官イーサンとアリソン(メディナ・センゴア)夫妻の元に向かっていた。警察官のイーサンはオーウェンの義弟にあたる。

車が峠に差し掛かかると、脇道に車が故障し困っている人がいた。気の毒に思いながらも先を急ごうとした瞬間。正面から何者かの銃弾がオーウェン親子を狙う。

車はガードレールを超え落下。血を流し最期を覚悟したオーウェンは、息子コナーに言い聞かせる。「小川は川に、川は町に繋がっている。手紙を頼んだぞ」。

泣きじゃくるコナーを逃げさせ、父は銃弾を一身に受けながら車もろとも転がっていった。

コナーは、父の言いつけを守り、小川に沿って走り出す。途中、川で手を洗うハンナと遭遇。ハンナに見つかり逃げ出すコナーだったが、町へと向かう山が燃えているのに気付く。

この火事では町への移動は困難で、ハンナの言う事を信じ、山頂の塔に戻り救助ヘリを待つことにする。

山火事は、殺し屋ジャックとパトリックによるものだった。息子のコナーが逃げたことを知ったジャックは、村人の気を逸らすために山に火をつけた。

FBIの捜査官に扮したジャックとパトリックは、イーサンの家を訪ねる。迎えたのは妊婦のアリソンだった。イーサンは、峠の事故を調べていた。

あまりにも早いFBIの対応を不審に思ったアリソンは、機転をきかせ逃げることに成功。しかし、戻ってきたイーサンが捕まってしまう。

妻を人質にとっていると嘘で脅され、イーサンはコナー捜索に森林の中へと連れて行かれる。

塔に戻ったハンナは、コナーから父親が書いたという手紙を預かる。その内容を確認したハンナは、コナーの身の危険を案じ、いますぐ町へ向かうことを決める。

ハンナとコナーのもとに、殺し屋が近づくが、果たして、ハンナはコナーを殺し屋から守りぬくことができるのか…。

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手に汗握るノンストップ・サバイバル・サスペンス映画で、「トゥームレイダー」などのヒロインでアクションスターの地位を確立したアンジェリーナ・ジョリーが11年ぶりに取り組んだアクションが見どころ。

傷だらけになったアンジェリーナ・ジョリーが心に闇を抱える役どころで円熟味を増した演技は、これまでにないほどリアル。

警察官の妻アリソンが殺し屋と戦う銃撃戦も見ごたえがあった。

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