将棋の藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖=19)が、王将戦7番勝負第3局で渡辺明王将(名人・棋王=37)を下し3連勝、初の王将奪取と史上最年少の19歳7カ月での5冠にあと1勝と王手をかけた。
栃木県大田原市「ホテル花月」で行われた第71期ALSOK杯王将戦7番勝負第3局(主催 毎日新聞社・スポーツニッポン新聞社・日本将棋連盟)は29日からの2日制で始まった。
2日目のきょう30日午後7時15分、135手で藤井が勝ち3連勝。
第4局は2月11、12日、東京都立川市「SORANO HOTEL」で行われる。
藤井竜王は「内容的には課題が多いかな。次の対局で反省を生かせるように」と淡々としていた。 王将戦7番勝負で、3連勝した棋士のタイトル防衛または奪取率は10割。
5冠達成者は過去3人。
これまでの最年少記録は、1993年(平5年)8月に羽生善治現九段が達成した22歳10カ月。次に勝って「王将」という的を射れば、その記録を大きく更新する。同時に将棋界の勢力分布図も大きく変わる。
このところ負け無しの快進撃を続ける藤井竜王を見ていると、負けることから遠ざかっているようだ(笑)。ストレート勝ちになるか、渡辺王将が巻き返すチャンスはあるのか。
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