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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「ハスラー2」(原題:Color of Money,1986)再見。

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ハスラー」(1986)を再見した。ポール・ニューマンアカデミー賞と無縁だったがついに”遅すぎた”主演男優賞を獲得した作品として注目された。共演は、当時若手で人気上昇中だったトム・クルーズ。この年は「トップ・ガン」に主演して人気を不動にした。

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昔は腕利きのハスラーであったエディ(ポール・ニューマン)は、酒場で賭けビリヤードをしているヴィンセント(トム・クルーズ)という青年に目を留める。かつて「ファースト・エディ」と異名をとった凄腕ハスラー、エディはいまや、頭には白いものがまじる50代。今では賭けビリヤードから足を洗い、セールスマンとして平凡に生計をたて、愛人のジャネル(ヘレン・シェイヴァー)との老後の生活のことなども考えていた時だった。

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しかし、エディは若いヴィンセントを見たときに、その天性を感じさせる腕前に、若い頃の自分を思い出すのだった。

ハスラーとしての才能を持て余してるヴィンセントにエディは興味を抱いたのだ。エディはヴィンセントと恋人のカルメンメアリー・エリザベス・マストラントニオ)を食事に誘う。

後日、エディはカルメンに会い、ヴィンセントの才能を開花させる手助けを頼む。カルメンは、その話に乗ることにした。次にエディは、ヴィンセントをビリヤード選手権に誘う。選手権が開催されるまで、各地を転戦しながら腕を磨かないかと持ち掛ける。

ヴィンセントは悩んだが、選手権に参加することを決意。3人はビリヤード選手権に参加するため、アトランティック・シティに旅立つ。

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トム・クルーズキュー・スティック(棒状の道具)を扱う手つきが慣れたもので、まるでガンマンが銃をくるくると回しガンベルトに収めるようにキューをショー(見世物)のように自在に操っていた。

1950年代から80年代までハリウッドで人気を誇ってきたポール・ニューマンと、これからハリウッドを担うだろう若手俳優トム・クルーズが共演しているところが興味深い。2000年代以降もトップ俳優の一人として走るトム・クルーズに”ビリヤード”を通じて、ハリウッド・トップ俳優の看板をバトンタッチした記念すべき映画だったかもしれない。

 

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 NHK・BSプレミアムで放送(4月20日