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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「愛と喝采の日々」(原題:The Turning Point,1977)

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愛と喝采の日々」(原題:The Turning Point,1977)を見た。
今頃見たのか?(笑)「愛と追憶の日々」(原題:Terms of Endearment,
1983)は見ているが「愛と…」のタイトルが多く紛らわしい。”喝采の日々”はバレエダンサーの世界の人間模様を描く。
 
主演女優の2人を見るだけでも価値がある映画。
アパートの鍵貸します」「あなただけ今晩は」のシャーリー・マクレーン(当時33歳)と「奇跡の人」「卒業」のアン・バンクロフト(同35歳)の共演が見どころ。
 
かつて同じバレエ団で主役の座を争ったディーディー(S.マクレーン)とエマ(A.バンクロフト)の、対照的な人生を送る2人が再会し、20年ぶりに本音をぶつけ合うシーンでは、取っ組み合いの大喧嘩をするシーンが迫力がある。バレエに精通したスタッフとダンサーによる見応えのあるバレエ映画。
 
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オクラホマシティに、アメリカン・バレエ・カンパニーの巡業公演がやってきた。ディーディー・ロジャースシャーリー・マクレーンは、夫のウェイン(トム・スケリット)、一男二女の子供達とともに、その公演を観に行く。
 
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 かつて同団のダンサーであり、今はバレエ教室を経営するロジャース夫妻は、20年ぶりに旧友たちと、そしてトッププリマのエマ(アン・バンクロフト)と再会する。
 
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その夜、ロジャース夫妻の開いた歓迎のパーティで、エマは美貌とバレエの才能を有するディーディーの長女エミリアレスリー・ブラウン)にプロダンサーになることを強く勧める。ディーディーとエマは、かつてアンナ・カレーニナの主演やウェインを巡ったライバルであった頃を回想し複雑な思いに駆られるのだが・・・
 
・・・
後半のバレエシーンは圧巻。
舞台シーンを見ている様な錯覚になる。親子関係、女同士の嫉妬、確執、誤解と友情なども描いている。
 
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ディーディー(シャーリー・マクレーン
オクラホマシティで夫とバレエ教室をしながら、3人の子供と幸せに暮らしている。20年前はアメリカン・バレエ団のプロダンサーで、エマとプリマドンナの座を競い合っていた。平凡な主婦になってしまった自分の人生に寂しさを感じている。
ディーディーの昔のライバルであり親友。長年バレエ団で主役を務めてきたが、最近は肉体の衰えを感じている。女の幸せを諦め、バレエ一筋で生きてきた。
エミリアレスリー・ブラウン
ディーディーの長女。バレエの才能があり、エマにスカウトされてニューヨークのアメリカン・バレエ団に入団する。エマが名付け親。ジャニーナという妹とイーサンという弟がいる。
アメリカン・バレエ団のプリンシパル。ロシアからやってきた。エミリアと恋仲になるが、浮気をして彼女を傷つける。
ウェイン(トム・スケリット
ディーディーの夫。アメリカン・バレエ団のプリンシパルだった。ディーディーと結婚する時に踊りをやめ、彼女と一緒にオクラホマシティでバレエ教室を開いている。
アメリカン・バレエ団の経営者。25周年を迎えるバレエ団を存続するため、資金繰りや宣伝活動に忙しい。相棒は元ダンサーでエマの恋人だったマイケル。
ダカロウ(アレクサンドラ・ダニロワ
昔は有名なプリマドンナだった女性で、今は有望なダンサーだけに個人レッスンをしている。ニューヨークへ来たエミリアとディーディーを自宅へ下宿させてやる。
ロージーアンソニー・ザーブ
アメリカン・バレエ団の楽団の指揮者をしていた。今はミュージカルの指揮者をしている。ディーディーと再会して彼女を口説く。
 
☆☆☆