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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

★訃報:名脇役俳優・大杉漣が死去。66歳。


きのうは、驚きとショックのニュースがあった。
今も信じられない。
 
「300の顔を持つ男」「カメレオン俳優」として人気を集めた俳優・大杉漣きのう21日、急性心不全で死去した。享年66歳。あまりに早く突然の死だった。
 
テレビの説明で「日本の映画は2つに分けられる。大杉漣が出ているか、出ていないかだ」というのがあったが、年間で多い時は15,6本映画に出演していたという。
 
役柄は、善人からこわもての悪役まで幅広く演じ名脇役のなかでも第一人者的存在だった。最近の人気ドラマ「バイプレイヤーズ」(テレビ東京系)では、年長者として遠藤憲一光石研松重豊田口トモロヲなどと出演して、同じ脇役俳優の中でもリーダー的な存在だった。
  
 
テレビ東京によると、その「バイプレイヤーズの撮影が終わり、食事を済ませ自室に戻った後に体調不良を訴え、共演中の松重豊が付き添いのもと、病院に搬送されたという。
 
亡くなった際には、共演の遠藤憲一田口トモロヲ、松重、光石と、一部の制作スタッフ、そして家族が見守った。まさに、映画の撮影中に亡くなったことになる。
 
昨日、第一報を目にしたとき目を疑ったが、あまりにも早すぎる死に、残念でならない。テレビの番組で「大杉漣の漣ぽっ」というゆるやかな、旅歩きの番組があった。
 
埼玉県深谷市の唯一の映画館「深谷シネマ」を訪れた時には、その場所が酒蔵があって、そこで映画の撮影も行なわれていることを知り、ひょうきんに殺陣をする真似などをしていた。
 
また畑を訪れて”深谷ネギ”についても語っていたのが印象に残る。その記事:https://blogs.yahoo.co.jp/fpdxw092/62912723.html
  
               アウトレイジ 最終章」

もともと舞台に出演していて、北野武の映画に出演してから、北野組の常連になった。映画出演としては、昨年公開された北野武監督に「アウトレイジ 最終章」が遺作となった。実はこの映画見逃していたので、あす(23日)見に行く予定。
 
 ■「箱入り息子の恋」では、目の不自由な娘の父親を演じた。
■「歌謡曲だよ、人生は」では、オムニバス短編集の中の「小指の想い出」のパートで出演、あっと驚かせる。最高に面白く、4回も記事にしているが、誰も見てくれない(笑)。もっとも12話のうち、面白いのは2、3のストーリー。公開当時は酷評の嵐だった。監督が違うので一貫性に欠け、まとまりはなかったのも事実。
 
歌謡曲だよ、人生は」の予告編をここに紹介。
一人でも見てくれるかな(笑)。
 
予告編
 
飄々として、それでいて悪役になると凄みがあって、他に代え難い名脇役だった。
シン・ゴジラ」では内閣総理大臣を演じた。映画、ドラマの出演本数はあまりにも多いが、映画では主なものに「ソナチネ」「HANA-BI」「容疑者 室井慎次」などがある。
 
 
 
ご冥福を祈ります。
 
 
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