砂の器 予告編
「砂の器」がまたまたテレビ・ドラマ化されて、今週末(3月12日、13日)放送される。名作は、いつの時代にも、か。少し味付けも加わり・・・。
映画「砂の器」(1974)は、日本映画の金字塔的な作品。
松本清張の原作の映画では、群を抜く面白さであり、感動作品。
数年前に、中居(SMAP)主演で映像化されたが、残念ながらもうひとつ。
昭和35年、東京・蒲田駅の操車場で男性の他殺体が見つかる。被害者が、事件前日の夜に怪しい男と蒲田駅付近のバーに行っていたこと、その男が「カメダは相変わらずでしょうね」と言っていたことを重要な手掛かりとして、刑事・吉村(玉木)が、先輩刑事・今西(小林薫)と共に事件の真相に迫る。
映画以外に、これまで4度も映像化されている「砂の器」。
原作では、今西刑事(映画では、丹波哲郎)を中心に展開されたが、今回のドラマでは、若き吉村刑事(映画では森田健作=現千葉県知事)の目線ではじめて描かれる。同じストーリーでも、描く角度が異なるのはいい。オリジナル作品をなぞっただけの作品「椿三十郎」のような作りは避けてほしい(爆)。
新たなキャラクターも登場する。吉村の恋人で新聞記者の洋子役(中谷美紀)だ。中谷は同じ松本清張原作の映画「ゼロの焦点」(2009年、2011年3月6日地上波放送)で、日本アカデミー賞の優秀助演女優賞を受賞した。新進気鋭の作曲家・和賀英良(映画では加藤剛)には、佐々木蔵之介。そのフィアンセの佐知子役は加藤あいが演じる。
テレビ朝日系で二夜連続放送
「砂の器」は、fpdにとっては、日本映画3大傑作の思い入れの深い1本。
①「七人の侍」(1954)
②「白い巨塔」(1966)
③「砂の器」(1974)
「砂の器」は、1974年の公開。東銀座の松竹セントラルで観賞。
今回のドラマ版は、俳優から言っても申し分なし。期待は大きいが・・・。
今回のキャスト:
吉村弘:玉木宏
和賀英良:佐々木蔵之介
今西栄太郎:小林薫
田所佐和子:加藤あい
辰井捜査一課長:榎木孝明
黒崎捜査一係長:大杉漣
田島警部:西村雅彦
田所重喜:小林稔侍
三木謙一:橋爪功
本浦千代吉:山本學
三木彰吉:原田龍二
関川重雄:長谷川博己
:山田明郷
:平泉成
:今井雅之
:江波杏子
:森本レオ
追加: 3・11東日本大震災が起きたため,放送が半年繰延になった。