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<span itemprop="headline">映画「キングコング: 髑髏島の巨神」(2017)</span>





キングコング: 髑髏島(どくろとう)の巨神」(原題:Kong: Skull Island2017)を見た。MOVIXさいたまにて。平日の2月並みの寒さで小雨の初回(8:45~)のため、観客は数名。

エンドロールが流れる中、席を立ってしまった人が2、3人いたが、映画館では、すべてが終了して明かりがつくまでは席にいたほうがいい。終了したかに見えた映画の最後に、数分の映像があり、髑髏島から生き延びて戻った一部の人間が証言しているシーンなどがある。「生息する生物はこれだけではない」といった言葉などが聞かれ、続編をにおわせる映像だった。

キング・コング」関連映画としては、8作目になるという。これまで見たのは1933年版のほかリアルタイムで劇場で観た1976年版、2005年版などだが、前2作はコングとヒロインの女性との交流がかなりの部分描かれていたが、今回はコングと他に生息する爬虫類などとの闘いがメインだった。



・・・
1944年、太平洋戦争中の南太平洋戦域での空戦中、とある島に墜落したアメリカ兵ハンク・マーロウジョン・C・ライリーは、同じく墜落した日本兵グンペイ・イカ MIYAVIから逃れるため島の奥地に入り込み、追って来たイカリと戦う。止めを刺されそうになったマーロウだったが、突然そこに巨大な猿の生物が姿を現す。



1973年、アメリカがベトナム戦争からの撤退を宣言した日、特務研究機関モナークの一員であるウィリアム・ビル・ランダ ジョン・グッドマンは、ランドサットが発見した未知の島・髑髏島(どくろとう)への地質調査の件でウィリス上院議員リチャード・ジェンキンスを説き伏せる。

ランダは護衛の部隊を派遣するように要請し、ベトナムから帰還予定だったプレストン・パッカード大佐サミュエル・L・ジャクソンの部隊が同行することになる。また、元特殊空挺部隊隊員のジェームズ・コンラッドトム・ヒドルストンを島の案内役として雇い入れる。

ランダたちの行動を知った戦場カメラマンのメイソン・ウィーバーブリー・ラーソンも調査隊に加わり、一行は髑髏島に向けて出発するが・・・(Wikiの一部を引用・加筆)




             「俺が探すのは、いったい何者なんだ!」
・・・
ハンク・マーロウジョン・C・ライリー)は第二次戦後30年近くも、地図上にもない未開の地にとどまり、原住民に交じって生活し、島民イーウィス族を束ねる存在だったが、30年ぶりにアメリカに帰国して家族と対面している

この映画の見どころは、コングが島や島民を守る守護神として描かれ、様々な巨大な”バケモノ”との想像を絶する激しい闘いのシーンのド迫力。


       コングがバッターボックスに立って敵を狙い撃ちのようなポーズを見せる。

ヘリコプターが隊列を組んでやってきたが、その中の1人の女性・メイソン・ウィーバーブリー・ラーソン)が、コングにタッチすると、特別な感情を抱き、巨大生物と闘いながらも、海中に沈んだウィーバーを手で救いだし、守り抜いた。

このあたりは、1976年版のジェシカ・ラング、2005年版のナオミ・ワッツのようなヒロインへの愛情という表現は見られず、さらりとしていた。

ただ、軍人のパッカード大佐サミュエル・L・ジャクソン)らは、コングを敵視して向かっていったので、それらに対しては、敵意をあらわにするなど”人を見ていた”ようだ(笑)。コングは基本は優しい性格で、島民イーウィス族たちからは神として崇められていた。



巨大な生物が様々登場し、調査隊やコングの前に姿を見せる。
中でもコングの両親を殺害したスカル・クローラーと呼ばれる、トカゲの形をした爬虫類生物は、コングからは狙われていた。巨大トカゲが飲みこんなものが、口から吐き出されるシーンがあるが、その中に仲間の所有していたものが出てきて、仲間が飲み込まれたことがわかる。





竹林に生息する巨大なクモで、竹と同じ長さの足で竹林に潜み、獲物を待ち伏せするバンブー・スパイダーがすさまじい。獲物に対して、足を竹槍のように突き刺すのだ。竹藪かと思ったらクモの足で、一見見分けがつかず、体の下部から伸ばす粘着性の触手で捕らえてからカニのハサミのような前足で切り刻むというもの


 
そのほか、イカとタコを合わせたような姿巨大な頭足類(リバー・デビル)は、コングに絡みつくが、足の数本をコングに食いちぎられてしまう。このあたりのシーンも生々しくすごい。

その他巨大昆虫のような生き物や、空を飛ぶ脊椎動物である翼竜などが現われる。これに立ち向かうには、日本刀のような刀が有効で、真っ二つにバッサリと斬っていった。
 




時々太陽のシルエットが映し出されたり、ヘリコプターの隊列で、オープンリールデッキから音楽が流れたりするシーンは、ベトナム戦争を舞台にした「地獄の黙示録」を連想させた。


 
映画は大迫力の映像と大音響で、期待を裏切らなかった。
サミュエル・L・ジャクソンとコングが睨みあうシーンがあるが、ジャクソン自身も、あのギョロメの風貌でコングに思えるほどだった(笑)。軍人で、死んだ仲間の復讐にこだわり、自分を見失ってしまう人物を演じた。
 
主な出演:
ジェームズ・コンラッドトム・ヒドルストン (元特殊空挺部隊隊員で島調査の案内人)
プレストン・パッカード:サミュエル・L・ジャクソン (ベトナム戦争の軍人)
ウィリアム・”ビル”・ランダ:ジョン・グッドマン (特務研究機関モナークの一員)
メイソン・ウィーバーブリー・ラーソン (戦場カメラマン)
サン・リン : ジン・ティエン (調査隊要員)
ジャック・チャップマン :トビー・ケベル
ヒューストン・ブルックスコーリー・ホーキンズ
グレン・ミルズ:ジェイソン・ミッチェル
アール・コール :シェー・ウィガム
レグ・スリフコ : トーマス・マン
コング(モーションキャプチャ演技):テリー・ノタリー
ハンク・マーロウ :ジョン・C・ライリー (第二次大戦の中尉、現地に29年も留まった)
レルス :ユージン・コルデロ
ティーブ・ウッドワード:マーク・エヴァン・ジャクソン
グンペイ・イカリ :MIYAVI (第二次大戦の日本兵
118分
☆☆☆


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