fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">訃報:ミステリー作家・夏樹静子、死去。77歳。</span>


「蒸発」や「Wの悲劇」などの推理小説で知られる作家、夏樹静子
19日、心不全のため亡くなった。77歳。

1938年(昭和13年)東京生まれ。
慶應大学在学中にNHKの推理ドラマ「私だけが知っている」の脚本などを手がけた。その後、1966年(昭和44年)に発表した「天使が消えていく」が江戸川乱歩賞の候補作となり、本格的な執筆活動を開始。

日本推理作家協会賞を受賞した「蒸発」をはじめ、映画やテレビドラマにもなった「Wの悲劇」などのミステリー小説を次々と発表、”ミステリー作家の女王”と呼ばれた。



映画化された「Wの悲劇」(1985)は、薬師丸ひろ子主演で配給収入15.5億円(1985年の邦画で4位)を記録。この映画は、まるで舞台を見ているようで面白かった。

第9回日本アカデミー賞では、最優秀監督賞澤井信一郎)、最優秀助演女優賞三田佳子)の他、優秀作品賞、優秀脚本賞荒井晴彦澤井信一郎)、優秀主演女優賞(薬師丸ひろ子)などを受賞。とくに、薬師丸ひろ子がアイドルから大人の女優に成長した映画としても有名。「Wの悲劇」は、2012年には、武井咲(えみ)主演でドラマ化され放送された。

また、社会性に富んだ作品も多く、裁判員裁判を題材にした「てのひらのメモ」は平成22年にNHKのドラマスペシャルで放送された。

ご冥福をお祈りいたします。


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。