エイブ・ビゴダと名前を聞いても、最初はピンと来なかったが、ニュースの写真を見てわかった。映画「ゴッドファーザー」(1972)で、ドン・コルレオーネ(マーロン・ブランド)ファミリーの幹部の一人だったが、ライバルのファミリーにそそのかされて、ファミリーを裏切る役柄だった。
50歳を過ぎて出演した映画「ゴッドファーザー」で、主人公の一家を裏切るサル・テッシオ役で一躍注目を集めた(右写真)。映画を見た人なら、あの顔かとすぐにわかる。
この映画では、裏切り者は誰か、ということで、「ライバルのファミリーとの橋渡し役が裏切り者だ」と考えていたマイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)の前に現れたのがテッシオ(エイブ・ビゴダ)だった。このあたりはハラハラさせたが、今まで仲間であっても裏切り者に対しては、厳しい掟が待っていた。
マイケルの前に現れたのは、ライバル・ファミリーの意向を伝えに来たテッシオ。
「ゴッドファーザー」で共演した俳優ロバート・デュヴァルはいち早く声明を発表。「ゴッドファーザー」でエイブと仕事できたのは最高でした。彼がキャストの一員にいて嬉しかった。彼とは素晴らしい思い出があり、本当に寂しくなります」と語り、哀悼の意を表した。
94歳といえば老衰、天寿を全うということかと思う。
ご冥福を祈ります。
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