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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「ペーパー・ムーン」のピーター・ボグダノヴィッチ監督の新作が明日19日から公開される。

 
 

映画「ラスト・ショー」(原題:The Last Picture Show, 1971)でアカデミー賞監督賞を受賞、その後も「おかしなおかしな大追跡」原題:What's Up, Doc?, 1972)「ペーパー・ムーン」(原題:Paper Moon,1973)など1970年代に矢継ぎ早に名作を放ったことで知られるピーター・ボグダノヴィッチ監督(写真)の新作「マイ・ファニー・レディ」(原題:She's Funny That Way、2014)が明日19日から公開されることになった。
 
「マイ・ファニー・レディ」は、2014年10月に開催された第27回東京国際映画祭では「シーズ・ファニー・ザット・ウェイ」(原題)で公開されている。そういえば、昨年参加した東京映画祭での「2015年映画予告編」(約50本)で見た記憶がある。
 
マイ・フェア・レディ」+「ファニー・ガール」を足して2で割ったようなタイトルだが。
王道を行くロマコメのようだ。40数年のキャリアだが日本で公開された作品は10本程度と少ない。13年ぶりの新作である。
 

 
往年のスクリューボール・コメディ(=ロマンティック・コメディ映画群)にオマージュを捧げた文句なく楽しい傑作だという。当人たちの意図せぬところで繋がっていく人間関係が笑いを誘う脚本が秀逸であり、転がるように進行する物語をよどみなく流れに乗せ、90分にまとめるボグダノヴィッチの熟練の技が冴えて素晴らしいという。
 
出演は、オーウェン・ウィルソンイモージェン・プーツ、脇を固めるジェニファー・アニストンリス・エヴァンスなどのキャスティング。期待してもいいようだ。
 

ボグダノヴィッチ監督作品:
「殺人者はライフルを持っている!」(Targets (aka Before I Die) (1968)
「金星怪獣の襲撃 新・原始惑星への旅」(Voyage to the Planet of Prehistoric  Women (aka The Gill Women of Venus and The Gill Women) (1968 デレク・トーマス名義、ソ連映画火を噴く惑星』に追加撮影・再編集した物)
ラスト・ショー (The Last Picture Show) (1971) ☆☆☆☆
「Directed by John Ford」 (1971, ドキュメンタリー)
 
 
おかしなおかしな大追跡 (What's Up, Doc? )(1972) ☆☆☆☆
スラップスティック(体を張ったドタバタ・コメディ)映画の傑作!
ペーパー・ムーン (Paper Moon) (1973) ☆☆☆☆
Daisy Miller」(1974)
「At Long Last Love」 (1975)
ニッケルオデオン」(Nickelodeon) (1976) ☆☆☆
「Saint Jack」 (1979)
「They All Laughed」 (1981)
マスク」(Mask)(1984) ☆☆☆
「Illegally Yours」 (1988)
「ラストショー2」 (Texasville) (1990)
「Noises Off」 (1992)
「愛と呼ばれるもの」 (The Thing Called Love) (1993)
ブロンドと柩の謎」(The Cat's Meow) (2001)
マイ・ファニー・レディ」(She's Funny That Way) (2014)
 
 
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