映画「The Lady ひき裂かれた愛」予告編
なぜもっと早く見なかったかと思うような感動作品だった。
「The Lady アウンサンスーチー 引き裂かれた愛」(製作2011年、公開
2012年)。2012年度のマイ洋画ベスト10の順番を変えなくては・・・。
2012年洋画ベスト10:
①「The Lady アウンサンスーチー 引き裂かれた愛」←
②「レ・ミゼラブル」
③「アルゴ」
④「ドライヴ」
⑤「007スカイフォール」
・・・
⑥「最強のふたり」
⑦「アーティスト」
⑧「おとなのけんか」
⑨「ドラゴン・タトゥーの女」
⑩「ヒューゴの不思議な発明」
・・・
脱線したが、アウンサンスーチーの半生の本を以前読んだことがあるので、興味を持っていたが、スーチー女史を演じたミシェル・ヨーが、これまでに見た映画(「グリーン・デスティニー」「Sayuri」など)とまるで違って、凛々しく、毅然とした態度で、強く、勇気と信念を貫いて素晴らしく、内面から溢れるような美しさに感動した。
「闘いは続くのよ!(Fight goes on)」と夫のマイケル(マイキーと呼んでいた)との絆の深さや、自分自身のことを「頑固だから(stubborn)」というと、「わかっているよ」
(I understand)という会話もいい。夫・マイケル役の英国のデビッド・シューリスもいい。
ビルマ(現ミャンマー)の非暴力民主化運動の指導者アウンサンスーチーは、幼い時にビルマ建国の父・アウンサン将軍を暗殺され、のちに自宅軟禁状態にあった。自宅軟禁は15年間にも及んだが、その間、1991年にはアジア人女性として初のノーベル平和賞も受賞した。
そのアウンサンスーチー女史の半生を描くヒューマンドラマである。監督はフランスの名監督リュック・ベッソン。軍事政権との過酷な戦いや民衆を魅了する強さ、イギリス人の夫マイケル・アリスとの愛情などが描かれていく。軍事政権は、スーチーを英国に出獄させ、二度と祖国に戻れないように画策する(「英国の家族のもとに行くか」あるいは「国に残るか」の二者択一を迫るのだが)が、スーチーは、完全なる自由を求めて闘う決意を強める。
ミシェル・ヨーは、あまりにも素晴らしいので、アジアNo.1の女優ではないかと思った。ヨーは中国系マレーシア人で、ミス・マレーシアに選ばれたことがある。日本でいえば、ミス日本の山本富士子に相当する大女優ということになる。
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