「不毛地帯」から
30数年前の映画では、アウトロー的な役柄で、ぎらぎらした男を演じて飛びぬけた存在感があった。ここ数年は、渋
さを増して、ドラマなどで活躍していたので、今回の死去のニュースは、ショックで、残念だ。71歳は、若すぎる。緒形拳もそのくらいの年齢で亡くなったことを思い起こす。
さを増して、ドラマなどで活躍していたので、今回の死去のニュースは、ショックで、残念だ。71歳は、若すぎる。緒形拳もそのくらいの年齢で亡くなったことを思い起こす。
TVドラマの「不毛地帯」(2009~2010)では、近畿商事の大門一三社長役で、副社長の里見(岸部 一徳)、壱岐正(唐沢寿明)らの部下を相手に、堂々たる貫録だった。映画版の山形勲の印象を吹き飛ばすほどだった。
また一人日本映画の名優、名脇役がいなくなったと思うと、さびしい。
ご冥福を祈ります。
主な出演映画:
復讐の歌が聞える(1968年・松竹)
夕映えに明日は消えた(1973年、東宝)
裸足のブルージン(1975年・東宝)
君よ憤怒の河を渉れ(1976年・松竹)
やさぐれ刑事(1976年・松竹)
悲愁物語(1977年・松竹)
オレンジロード急行(1978年・松竹)
さらば映画の友よ インディアンサマー(1979年・日本ヘラルド映画)
闇の狩人(1979年6月17日・松竹)
ツィゴイネルワイゼン(1980年)
ヒポクラテスたち(1980年)
生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言(1985年)
コミック雑誌なんかいらない!(1986年)
ビリィ★ザ★キッドの新しい夜明け(1986年)
TOMORROW 明日(1988年・日本ヘラルド映画)
どついたるねん(1989年)
浪人街(1990年・松竹)
われに撃つ用意あり(1990年・松竹)
鉄拳(1990年・松竹)
夢二(1991年)
いつかギラギラする日(1992年)
シンガポールスリング(1993年・松竹)
ハンテッド THE HUNTED (1995年)
アナザヘヴン(2000年・松竹)
ざわざわ下北沢(2000年)
美しい夏キリシマ(2003年)
天国の本屋〜恋火(2004年・松竹)
父と暮せば(2004年)
ニワトリはハダシだ(2004年)
映画監督って何だ!(2006年)
オリヲン座からの招待状(2007年・東映)
歩いても歩いても(2008年・シネカノン)
たみおのしあわせ(2008年・スタイルジャム)
ウルトラミラクルラブストーリー(2009年)
黄金花(2009年)
ロストクライム -閃光-(2010年・角川映画)
奇跡(2011年)
大鹿村騒動記 (2011年)