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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">1990年代(15)「ショーシャンクの空に」(1994)</span>


ショーシャンクの空に」(1994)の映画を見たときの感動は、いまも
鮮明だ。ヒューマンドラマとして、”これぞ、映画!”という印象を持った。

30年以上にもおよぶ長年の刑務所生活の中で自分を見失うことなく、ついには脱獄に
成功した男の奇妙な逸話の数々と、その親友の囚人をめぐるヒューマン・ドラマ。

1994年公開の作品だが、映画のすばらしさが口コミで広がって行ったようだ。

評判は長い間聞いていたが、実際にこの映画を見たのは、数年後の2000年ごろだった。
見たあとの満足感、爽快感、充実感がしばらく続いた(笑)。

ティム・ロビンス・ファンの方(Astayさんほか)には、申し訳ないですが、
この映画では、ティムよりもモーガン・フリーマンの人間味あふれた演技に感動しました(笑)。

「ショーシャンク」ということばが、ほんの「ちらっ」と「モアひゃん」ブログででていた
のを発見!そういえば、この記事を書いていなかったな、と思い出したのでした。








映画を見たファンは、一様に高い評価を与えているようだ。

1990年代は、映画空白時代で、鑑賞本数は、年に10本程度だったが、
ショーシャンクの空に」は、まぎれもなく「1990年代MyBest3映画」の1本。



原作は、スティーブン・キングの非ホラー小説の傑作といわれた中編
刑務所のリタ・ヘイワース」(邦訳は新潮文庫ゴールデンボーイ」に所収)。








刑務所のリタ・ヘイワース」というのは、刑務所の中に貼ってある1940年代当時の
大女優、リタ・ヘイワースのポスターのこと。

壁に貼られたポスターが、「リタ・ヘイワース」から、「マリリン・モンロー」へ、
さらに「ラクエル・ウェルチ」に代わっていくところに服役期間の長さが感じられる。

そして、そのポスターの意味するところは・・・。
(「大脱走」もそんな感じではなかったか・・・笑)





映画は、「フランケンシュタイン(1994)」の脚本家、フランク・ダラボンが初監督と脚色を
手掛けて映画化した。音楽は「ザ・プレイヤー」のトーマス・ニューマン、美術は
ドクトル・ジバゴ」「オリバー!」で2度アカデミー賞を受賞したテレンス・マーシュ
いったそうそうたるスタッフ。








 写真上には、野性味たっぷりの
ラクエル・ウエルチ」が・・・。

主演は、適役のティム・ロビンスと「アウトブレイク」のモーガン・フリーマン
共演は「トレスパス」のウィリアム・サドラー、「デモリションマン」のボブ・ガントン、
「ナッツ」などのベテラン、ジェームズ・ウィットモアほか。

1995年度キネマ旬報外国映画ベスト・ワン作品に輝いた。

主な受賞/ノミネート:

1995年 アカデミー賞 主要7部門(作品賞、主演男優賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、楽曲賞、音響賞)
  ノミネート
1995年 ゴールデングローブ賞 主要2部門(男優賞、脚色賞)ノミネート
1995年度 第19回日本アカデミー賞 外国語映画賞
1995年度 キネマ旬報ベストテン 外国映画作品賞、読者選出外国映画監督賞、読者選出
  外国映画ベスト・テン第1位
1995年度 毎日映画コンクール 外国映画ベストワン賞
1995年度 報知映画賞 外国作品賞


☆☆☆☆(満点☆4つ)