fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「愛がこわれるとき」(1990)ジュリア・ロバーツ主演サスペンス・スリラー。

「愛がこわれるとき」は、地味な映画だが、意外に恐怖がじわじわと・・・で予想外に面白かった。暴力的な夫から逃れ、名前さえ変えて、隠れ棲む女性の直面する恐怖を描くサスペンス・スリラー。

 

海岸を見下ろす別荘。
そこで休暇を過ごすボストンで投資顧問を営むマーティン(パトリック・バーギン)と
ローラ(ジュリア・ロバーツ)は、見かけ上は申し分ない若い夫婦だったが・・・。実は・・・。

 

異常に神経質で猜疑心の強いマーティンは、ひとたび激情に駆られるとローラに暴力を振るうこともしばしば。

 

そんな生活に3年以上も耐えてきたローラは、たまたま海岸に来ていた神経科医に誘われ、夫と一緒にクルージングに出て暴風雨に遇った夜、海に飛び込んで姿を消す。

 

妻が水を恐れ、泳げないことを知っていたマーティンは彼女が溺死したと思って、
さすがに茫然自失となるが・・・。

 

 

ネタばれになるが、実はローラは生きていたのだった。
密かに水泳を習っていたローラは浜辺に辿り着くと、あらかじめ用意していた荷物を手に夜陰に乗じて夫のもとから脱出を果たしたのである。

 

そしてバスで母のいる老人ホームの近くのアイオワの小さな町に向かうと、1軒家を借り、名前をサラ・ウォーターズと変え、過去を隠して第2の人生を送り始めたのだった。

 

ところが、マーティンもローラが生きていることを知り、激怒、執拗に探し始めるが、
警察と偽ってローラの母親に接近して、ついにローラの居場所を突き止めてしまう。

 

そこからが、サスペンスで、結構ハラハラ・・・だった。
マーティンの異常さは、猜疑心、嫉妬などだけでなく、完ぺき主義。
タオルの置き方一つも、整っていないと気がすまない。そのあたりのサスペンスも・・・。

 

ジュリア・ロバーツ(1967年10月28日生まれの40歳)の作品は「当たり外れ」が多い(笑)。この映画の当時は、22歳で、初々しかった。

 

「当たり」・・・「プリティ・ウーマン」「ノッティングヒルの恋人」「エリン・ブロコビッチ
「ハズレ」・・・「オーシャンズ11」「オーシャンズ12」「クローサー
”口が大きい”のが魅力という人が多いようだが、それに抵抗がある。
ハリウッドで、出演料が高いといわれるが、あまり美人とはいえないし、
好みではない(笑)。ただ「エリン・ブロコビッチ」では、見直した。
173センチと背が高いといえば高いが「エリン」では、役柄からかさらに
大きく見え、庶民的な母親役を好演した。アカデミー賞主演女優賞を獲得した。
好みとなるが、キャサリン・ゼタ=ジョーンズのほうが、かわいく魅力を感じる(爆)

 

作品リスト:(鑑賞本数が意外と少ない)

 

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー(2007)☆☆☆
アントブリー(2006)
シャーロットのおくりもの(2006)
オーシャンズ12(2004)★
クローサー(2004) ★★
モナリザ・スマイル(2003)
コンフェッション(2002)
フル・フロンタル(2002)
ザ・メキシカン(2001) ★
アメリカン・スウィートハート(2001)
オーシャンズ11(2001) ★
エリン・ブロコビッチ(2000) ☆☆☆☆
プリティ・ブライド(1999) ★★
ノッティングヒルの恋人(1999) ☆☆☆
グッドナイト・ムーン(1998)
陰謀のセオリー(1997) ★★
ベスト・フレンズ・ウェディング(1997)
世界中がアイ・ラヴ・ユー(1996)
マイケル・コリンズ(1996)
愛に迷った時(1995)
ジキル&ハイド(1995)
アイ・ラブ・トラブル(1994)
プレタポルテ(1994)
ペリカン文書(1993) ★★
愛の選択(1991)
フック(1991)
プリティ・ウーマン(1990) ☆☆☆☆
愛がこわれるとき(1990) ☆☆☆
フラットライナーズ(1990)
マグノリアの花たち(1989) ★★
ミスティック・ピザ(1988) ★★