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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「北の宿から」(1976)</span>


都はるみの「北の宿から」の歌が大ヒットし、松竹が、美男・美女を主役に
映画化した。いまだに髪の毛のボリュームが衰えない田村正和と、当時fpd
もファンだった中野良子の主演。


高宮純子(中野良子)は、常に自分の生き方を模索する現代女性。

純子は、病院の一人娘だった。

純子の父、高宮哲男(岡田英次)と母、伊都子(鳳八千代)は、若い医師、有坂秀司(有川博)との縁談をまとめて、跡継ぎをさせようと思っていた。

しかし、純子はそんな両親から逃れるため、田沢湖への旅に出たのだった。

純子が東畑勉(田村正和)と知り合ったのは、旅先の田沢湖であった。

純子がハンドバッグを盗まれて無一文となったところを勉は、親切にしてくれた。

警察への手配と旅館への送りをした上に、1万円を貸してくれた。

ところが、純子はその勉の住所を書いたメモを帰京の車中で失くしてしまった。

東京に戻った純子は、お金を返すべく、うろ覚えの記憶をたよりに懸命に勉を探し始めた。

新聞広告まで出したが、ついに勉は見つからなかった。

2ヵ月たったいま、純子は自分の心の中に勉に対する慕情が芽生えつつあるのを知った。

更に1ヵ月後、二人は偶然国立競技場の前で再開したのだ・・・。

勉は純子が自分のために東奔西走したことに恐縮し、その行為に言い知れぬ感動を覚えた。

純子もまた“星"を語る時の勉に、少年のような純粋さを感じた・・・。

まもなく、勉は純子の父に結婚を申し込んだが、その夜、父の鉄拳はようしゃなく純子の顔面を打った。

純子は、激しく降りしきる雨の中を夢中で家を飛び出した。

彼女は思い出の田沢湖の北の宿へ旅立った。

むろん、勉も後を追って来る手筈になっていた。

北の宿には、さまざまな人生を背負った女や男がいた。

その頃、勉は純子の父から、医者になって純子と結婚し、病院を継いで欲しいと説得された。

北の宿に勉がやって来た。勉は医学部に入り直して医者になる決心を純子に告げた。

それが純子を愛することだと思った。

だが、純子は勉の決心が自分のためとは分っていても、父の財力をあてにし出した勉に幻滅した。

二人は寒い北の宿で、夜の更けるまで話し合った。

勉は、自分が間違っていたことに強い自己嫌悪を覚えた。

翌朝、勉は一片の紙きれにただ一言、さよならと書き残して宿を出た。

純子は、勉への愛の未練に耐えて、田沢湖のほとりに一人淋しくたたずんでいた。

彼女の美しい瞳から、一筋の涙が流れていた。(HPより)

田村正和は、ニヒルさが売り物だったが、線の細いナイーブな二枚目青年として、着実に人気と実力を
発揮していった。




共演の中野良子は、才色兼備で良家の子女という印象が強く、「八千草薫」「田中裕子」
中野良子」「美保純」などのファンというと、額(おでこ)がやや広く、キュートでかわいらしい
イメージの女優がお気に入りということがばれてしまいそうです(笑)。一方では、
ちょっと、すねたような「秋吉久美子」もいいですね(fpdの好みなど誰も聞いていない?か 
笑)。

田村正和は、「キザ」もここまで徹底すると、もう「ええ格好しい!」とは言わなくなり、
まあ、やってくださいといいたくなる。1943年生まれというから、60代の半ばのはずだが、
40代でも通用するくらい若いっすね(爆)。

最近のCM。「44年間、ホップと何とかのアルコールの違いを知らなかった」なんて
いっているので、20歳+44年ということですね。恐れ入ります。
田村正和が、あのふさふさの髪の毛が後退したりしたら、田村正和でなくなるかも・・・(爆)。

田村正和というと、MINAさんが大ファンですね(笑)。

眉間にしわを寄せて、眉を動かし、ジェスチャーを交えての独得の話し方・・・まあ、なんといいますか、クール、いや、やはり「キザっぽい!」。そこが、女性ファンには、いいのかも(笑)。

キャスト(役名)

田村正和 (東畑勉)
中野良子 (高宮純子)
都はるみ (すみ子)
原田美枝子 (リエ)
下絛アトム (マー坊)
東てる美 (東畑玲子)
岡田英次 (高宮哲男)
鳳八千代 (高宮伊都子)
有川博 (有坂秀司)
北村昌子 (きぬ)
有吉ひとみ (直美)
清水理絵 (良枝)
小林亜星 (太田巡査)



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