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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">「山田太郎」と「新聞少年」</span>

「山田 太郎」というと、よく銀行口座を作るときに「見本」として登場する名前。女性は
「XX 花子」。日本人の、もっとも典型的な名前なのでしょう。

聞いたところでは、アメリカの「ジョン・スミス」と双璧らしい。




われわれの世代では、「山田太郎」は歌手として、1965年にリリースされた「新聞少年」が
懐かしい。紅白歌合戦にも「新聞少年」で出た。

勤労少年の歌だった。青春歌謡でもあった。
今の「やわな」ピアスのコンビ二店員のお兄さんとは違ったのだ(失礼)。

大ヒットした「新聞少年」だったが、二匹目のドジョウをねらった、2年後の「牛乳少年」
は、売れなかったという(笑)。そんな簡単にはいかないでしょう。





            新聞少年の像と現在の山田太郎(面影がある)

「新聞少年」の歌詞が泣かせる。

作詞:八反ふじお
作曲:島津伸男

僕のアダナを知ってるかい
朝刊太郎と云うんだぜ
新聞配って、もう三月
雨や荒にゃ 慣れたけど
やっぱり夜明けは 眠たいなア

今朝も出がけに 母さんが
苦労をかけると 泣いたっけ
病気でやつれた 横顔を
思い出すたび この胸に
小ちゃな闘志を燃やすんだ

たとえ父さんいなくても
ひがみはしないさ 負けないさ
新聞配達 つらいけど
きっといつかは この腕で
つかんで見せるよでかい夢

・・・今で言ったら、氷川きよしが歌いそうな歌だ(笑)。
当時は、すがすがしさ、青春、といったイメージに合った
青春歌謡の一曲だった。

山田太郎の主な曲:
(結構あるが、「新聞少年」以外はあまりなじみがない)

清らかな青春(1963年)
清く明るく美しく(1964年)
明日を信じよう(1964年)
新聞少年(1965年)
友情のうた(1965年)
ああ俺たちの鐘が鳴る(1965年)
北風吹いても(1965年、NHKみんなのうた」)
幸福はこだまする(1966年)
牛乳少年(1967年)
あの娘が恋をつれてきた(1967年)
神州天馬侠(1967年、テレビドラマ「神州天馬侠」主題歌)
人妻(1969年)
花街艶歌(1973年)
どっこい野郎(1973年、テレビドラマ「どっこい大作」主題歌)
好きさブラックデビル(1982年、「オレたち昔・アイドル族」名義、美樹克彦とデュエット)
以心伝心(2002年、「好きさブラックデビル」以来の歌手復帰シングル)
大黒柱(2003年)
夫婦咲き(2005年)