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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">(35)「ロッキー・ザ・ファイナル」</span>


 「ロッキー・ザ・ファイナル」を見てきた。

 確かに、シリーズ第1作目に近い感動を覚えた。

 第1作「ロッキー」は、ボクシングをテーマにしているものの、
 それ以上に人間ドラマとして、泣かせ、感動させた。

 「ロッキー」シリーズは、今回の「ザ・ファイナル」で、計6本製作された。
 
 これまでのシリーズの公開年は・・・
 (見た映画○=(なんと)2本)
 ①「ロッキー」(Rocky, 1976年)○
 ②「ロッキー2」(Rocky II,1979年)
 ③「ロッキー3」(Rocky III,1982年)
 ④「ロッキー4/炎の友情」(Rocky IV,1985年)
 ⑤「ロッキー5/最後のドラマ」(Rocky V,1990年)
 ⑥「ロッキー・ザ・ファイナル」(Rocky Balboa、日本公開は2007年4月20日)○

 ①は、元来、ボクシングに興味がなかったが、話題性で見に行き、
 ②~⑤はお休み。
 ⑥は、①に近いということで見た。
 
 ハイライトのエグジビション(王者決定戦か)のアナウンサーが、
 ロッキーを紹介するときに、「元(=Ex)~」というところを、 
 「Ex, Ex, Ex ~xxx」と紹介していたが、それほど3ジェネレーション(30年前)の
 チャンピオンというわけ。

 ボクシング界で、2度チャンピョンの栄光の座にあったロッキー。

 今は、数年前に妻に先立たれ、妻の名前をつけたレストランのオーナー。
 客たちに、自分の過去の栄光の話を聞かせるのが日課となっていた。
 一人息子は家を飛び出し、孤独とともに日々を過ごしていた。

 かつての馴染みのバーに立ち寄ったロッキーは、マリーというシングルマザーと出会う。
 その後、心の喪失感をぬぐうために、再びボクシングを始めることを決意するのだったが・・・。

 息子からは、「恥さらし」だから止めるように言われるが、
 信念で説得。息子も、父親を理解するようになり、全面的に応援。

 シルベスター・スタローンは、今回も監督・主演で、自ら脚本も書いたということで、
 自身の心情をを投影させていたような気がする。
 随所に、考え方がちりばめられている。

 あるときは、シングル・マザーの口を借りて、
 「自分が正しいと信ずるところを、やりとげるべきだ」など。

 対戦に備えてのトレーニングは、ハードそのもの。
 大方の予想では「2ラウンドまで、持たないだろう」と
 見られていたが、アナウンサーは・・・

 「陳腐なことばの ”信じられない”だが
  本当に信じられない~
 (あれ、どこかの日本の野球の監督も言っていたぞ)

 あの、音楽は、やはりぐっと来る(笑)。
 たくみに、ボクシングの試合中、過去の対戦をモノクロでフラッシュバックさせて・・・。

 宣伝文句を借りれば、年齢に関係なく前へ進み続ける者に勇気を与えてくれる映画だ。

 ロッキーこと、スタローンは、「ロッキー」と決別して、今後どんな映画を見せてくれるのか・・・。

 「ロッキー・ザ・ファイナル」の予告編はこちら:http://www.youtube.com/watch?v=QsRpBzhsOMY