「ロッキー・ザ・ファイナル」を見てきた。
確かに、シリーズ第1作目に近い感動を覚えた。
第1作「ロッキー」は、ボクシングをテーマにしているものの、
それ以上に人間ドラマとして、泣かせ、感動させた。
「ロッキー」シリーズは、今回の「ザ・ファイナル」で、計6本製作された。
これまでのシリーズの公開年は・・・
(見た映画○=(なんと)2本)
①「ロッキー」(Rocky, 1976年)○
②「ロッキー2」(Rocky II,1979年)
③「ロッキー3」(Rocky III,1982年)
④「ロッキー4/炎の友情」(Rocky IV,1985年)
⑤「ロッキー5/最後のドラマ」(Rocky V,1990年)
⑥「ロッキー・ザ・ファイナル」(Rocky Balboa、日本公開は2007年4月20日)○
①は、元来、ボクシングに興味がなかったが、話題性で見に行き、
②~⑤はお休み。
⑥は、①に近いということで見た。
ハイライトのエグジビション(王者決定戦か)のアナウンサーが、
ロッキーを紹介するときに、「元(=Ex)~」というところを、
「Ex, Ex, Ex ~xxx」と紹介していたが、それほど3ジェネレーション(30年前)の
チャンピオンというわけ。
ボクシング界で、2度チャンピョンの栄光の座にあったロッキー。
今は、数年前に妻に先立たれ、妻の名前をつけたレストランのオーナー。
客たちに、自分の過去の栄光の話を聞かせるのが日課となっていた。
一人息子は家を飛び出し、孤独とともに日々を過ごしていた。
かつての馴染みのバーに立ち寄ったロッキーは、マリーというシングルマザーと出会う。
その後、心の喪失感をぬぐうために、再びボクシングを始めることを決意するのだったが・・・。
息子からは、「恥さらし」だから止めるように言われるが、
信念で説得。息子も、父親を理解するようになり、全面的に応援。
シルベスター・スタローンは、今回も監督・主演で、自ら脚本も書いたということで、
自身の心情をを投影させていたような気がする。
随所に、考え方がちりばめられている。
あるときは、シングル・マザーの口を借りて、
「自分が正しいと信ずるところを、やりとげるべきだ」など。
対戦に備えてのトレーニングは、ハードそのもの。
大方の予想では「2ラウンドまで、持たないだろう」と
見られていたが、アナウンサーは・・・
「陳腐なことばの ”信じられない”だが
本当に信じられない~」
(あれ、どこかの日本の野球の監督も言っていたぞ)
あの、音楽は、やはりぐっと来る(笑)。
たくみに、ボクシングの試合中、過去の対戦をモノクロでフラッシュバックさせて・・・。
宣伝文句を借りれば、年齢に関係なく前へ進み続ける者に勇気を与えてくれる映画だ。
ロッキーこと、スタローンは、「ロッキー」と決別して、今後どんな映画を見せてくれるのか・・・。
「ロッキー・ザ・ファイナル」の予告編はこちら:http://www.youtube.com/watch?v=QsRpBzhsOMY