↑歴史的大傑作の「天井桟敷の人々」
1970年頃の世界の5大監督は・・・。
これは、私がたまたま学生になったばかりのころ、「映画演劇論」という講義で、
有名な講師(当時)が、世界の5大監督は・・と講義していました。
その先生によると、以下の監督を挙げていました。
その当時は、「ふーん」と思っていましたが、やがて知るにつれて、
いかに偉大な監督だったかが、少しわかりました。
「天井桟敷の人々」1作あるだけでも、マルセル・カルネは、トップ5は外せないと
強調していましたよ。私も、この映画を劇場とテレビで見て(3時間半)、
感動に打ちのめされました。
①ジュリアン・デヴィヴィエ(仏) (「望郷(ぺぺ・ル・モコ)」)
②マルセル・カルネ (仏)(「天井桟敷の人々」)
③ビットリオ・デ・シーカ(イタリア) (「自転車泥棒」「ひまわり」)
④デビッド・リーン (英国)(「アラビアのロレンス」「ドクトル・ジバゴ」)
⑤エリア・カザン (米国)(「エデンの東」)
上の監督で、ピークを過ぎている監督もおり(マルセル・カルネ、J.デヴィヴィエなど)、
その場合は、
キャロル・リード(「逢びき」「第三の男」)、
フェデリコ・フェリーニ(「道」「81/2)、
ルネ・クレマン(「禁じられた遊び」「居酒屋」「太陽がいっぱい」)
などを挙げたいといっていました。イタリア、フランスの監督が多いのが、印象に残ります。
1960年ごろだったら、
ジョン・フォード(「駅馬車」「荒野の決闘」)
が当然入ったはずだということでした。
今、上のような監督は、後の映画監督に多大な影響を及ぼした偉大な監督として、
語り継がれていることと思います。
個人的には、
デビッド・リーン、
キャロル・リード、
ビットリオ・で・シーカ
の映画が好きですね。
わかりやすい大作が多いということもあります。