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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">1970年代(38)「カサンドラ・クロス」</span>



                      ↑下:映画で元・夫婦役を演じたソフィア・ローレン
                         リチャード・ハリス              
 
 「カサンドラ・クロス」 (1976) が初公開された年末、クリスマスから一夜明けた
 1976年12月26日、日比谷映画に走って見に行きました。ご贔屓の俳優・女優がでていると
 あっては、映画ファンとしては、飛んでいくしかないでしょう(笑)。

 そのお気に入り俳優・女優というのは・・・
 バート・ランカスターソフィア・ローレンの2大俳優です。

 ほかにも、今にして思えば、すごい俳優が出ています。
 なんと、女優陣では、エヴァ・ガードナーアリダ・ヴァリ・・・
 男優も、リチャード・ハリス、ジョン・フィリップ・ロー、リー・ストラスバーグ・・・

 これだけ豪華俳優が出ていると、内容なんて、あまり関係なくなって・・・
 というわけないか。これは、一種のパニック映画。

 細菌を浴びた過激派が、ヨーロッパ大陸縦断列車へ逃れてきたから、車内は、大パニック
 状態に。伝染病が車内に一気に広まっていき、機密の漏洩を恐れた軍は、秘密裏に列車をポーランド
 運び隔離しようとするが、そのためには老朽化したカサンドラ大鉄橋を通過しなければならない
 というサスペンス。ニトロを運ぶハラハラ・ドキドキの「恐怖の報酬」みたいでしたね(笑)。
 
 製作者はイタリアの世界的なプロデューサー、カルロ・ポンティソフィア・ローレンの夫)
 作品だけあって、アメリカ製パニック映画とは別のアクション映画となっていました。
 音楽も、ジェリー・ゴールドスミスという一流どころで、映画を盛り上げました。

 田園風景のすばらしい撮影、登場人物のさまざまな人間模様など盛りだくさんだが、
 なんといっても、オールスターキャストの豪華さを堪能できる娯楽映画。とくに、
 大作になると、必ず出てくるのがバート・ランカスター。「大空港」、古い古い
 「大列車作戦」「プロフェッショナル」「山猫」「大反撃」・・・。あの、大きな
 鼻と目。決して、美男ではなく、むしろ反対(笑)、だが個性派として、
 いい俳優でした。13年くらい前に、亡くなっていますが。もう一度、見たい映画です。
 
THE CASSANDRA CROSSING
製作国 イタリア/イギリス
初公開年月 1976年12月

公開時コピー:生と死の分岐点 カサンドラ大鉄橋へ驀進する大陸縦断超特急・・・ 
       そこで何が起こったのか!

○製作: カルロ・ポンティ
  ルー・グレイド
○脚本: ジョルジ・パン・コスマトス
 ロバート・カッツ
 トム・マンキウィッツ
○撮影: エンニオ・グァルニエリ
○音楽: ジェリー・ゴールドスミス
○出演:
リチャード・ハリス (ジョナサン・チェンバレン博士 )
バート・ランカスター (マッケンジー )
ソフィア・ローレン (ジェニファー・チェンバレン)
エヴァ・ガードナー (ニコール・ドレスラー)
マーティン・シーン (ロビー・ナヴァロ)
イングリッド・チューリン (ドクター・エレナ・ストラドナー)
ジョン・フィリップ・ロー (スターク少佐)
アン・ターケル (スーザン)
レイモンド・ラヴロック (トム)
アリダ・ヴァリ (チャドウィック夫人)
O・J・シンプソン (ヘイリー)
ライオネル・スタンダー (車掌)
リー・ストラスバーグ (ハーマン・カプラン)
ルー・カステル (運転手)
ファウスタ・アヴェリ (キャサリン)