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映画「トロール」(原題:Troll、2022)を見る。ノルウエイ版怪獣映画。

トロール」(原題:Troll、2022)を見る。ノルウエイ映画。日本では劇場未公開、12月1日からNetflixで配信。


トロールとはノルウエイの山間部で古くから伝わる巨大な妖精である生き物のこと。ドブレ山脈の奥深くで1000年前から眠っていた巨大な生き物トロールが目覚め、全てを破壊しながら首都オスロへと向かい、人々を恐怖と混乱に陥れるというノルウェー発の怪獣映画。


ノルウエイでは2012年に「トロール・ハンター」という映画が公開されており、今回の作品は「シン・トロール」と言えないこともない。


映画の中の世界のニュースで、日本のニュース番組では「ノルウエイのゴジラでしょうか」と紹介している。


監督はローアル・ユートハウグで、リブート版「トゥームレイダー ファースト・ミッション」や、ノルウェー初のデザスター映画でアカデミー外国語映画賞ノルウェー代表作品に選出された「THE WAVE ザ・ウェイブ」で知られる。
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雄大な自然広がるノルウェーの山間部。環境破壊を気にも留めないトンネル工事の爆破によって「ある存在」が目覚める。それは大地を揺らし、あらゆるものを破壊しながら、巨大な痕跡を残して突き進む。

首都オスロノルウェー軍作戦本部は、ドブレ山脈での揺れを察知。取り急ぎ空軍の偵察機を現場を派遣させる。偵察機が撮影した「巨大な何か」が這い出してきたかのような巨大な穴の映像を見て、ノルウェー軍の将軍は事態の重さを察する。

空軍ヘリで連行されてきた古生物学者ノラ(アイネ・マリー・ウィルマン)は不満を口にしつつも、地面のくぼみの映像を見てすぐにそれが「巨大な足跡」ではと指摘。しかし国防大臣は信じようとせず、他に召集された学者たちも鼻で笑うばかり。

しかし、そこに、作戦本部のオペレーターであるシグリットが、デモ隊参加者のスマホから密かに入手した事故当時の撮影映像が届く。その映像に映っていたのは、唸り声とともに地中から這い出てきた「二本脚で立つ巨人」だった。


映像を見ても、巨人の存在を「不自然」と否定する学者たち。対してノラは、ドブレ山脈での怪現象及び巨人の調査に参加することに決めた。

 首相


この前代未聞の異常事態に、首相の科学顧問に任命されたノラが、壊滅的な大惨事を阻止すべく対処にあたる。その正体はこの地に古くから伝わるお伽噺の中だけの存在と考えられてきた生き物だった。
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ノルウエイ版怪獣の造形は、キング・コングゴジラのように整った?怪獣ではなく、よれよれの老人の様な造形。主人公ノラの父親に似ている。父親は、トロールの存在をかたくなに信じていたが、周囲からは変人扱いされて幽閉されたような生活をしていた。


怪獣の大きさは、40~50メートルの巨大な生物で、ヘリをつかむと投げつけたりする。ノラは、必死にトロールに向かって、元のいた場所に戻るように訴えかける。しかしトロールの弱点である太陽の光が差してくると、その直射日光を大量に浴びるうちに粉々に崩壊してしまうのだった。


粉々になった後には一里塚の様な山ができる。その山には名残となるような名称がつけられるのだった。
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米バラエティによると、本作はこれまで計1億2800万時間視聴され、Netflixの非英語映画トップ10リストで第1位を記録。また、ノルウェーのほかフランス、ドイツ、アメリカ、イギリス、日本、韓国、ブラジルなど世界93カ国Netflixトップ10リストにランクインしているという。

北欧神話トロールに興味がある人は楽しめるかもしれない。ただ、日本の「シン・ゴジラ」やアメリカの「Godzilla」などのストーリー、人物描写が濃い映画と比べると薄味。

 

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