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映画「ザ・ファーム 法律事務所」(原題:The Firm、1993)を見る。

ザ・ファーム 法律事務所」(原題:The Firm、1993)が“たまたまトム・クルーズ未見作品だったので見た。法廷・裁判ものかと思ったら全く違い、法律事務所の不正とこれを追うFBIの攻防などを描いたサスペンスタッチの映画。

監督は「追憶」「トッツィー」「愛と哀しみの果て」などの名匠シドニー・ポラック。出演は「許されざる者」(1992)にアカデミー賞助演男優賞を受賞したジーン・ハックマン、「ジャックナイフ」などのエド・ハリス、「ピアノ・レッスン」のホリー・ハンター、「ウォール街」のハル・ホルブルック、「スニーカーズ」のデヴィッド・ストラザーン、「氷の微笑」でデビューしたばかりのジーン・トリプルホーンなど。

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ハーバード・ロースクール修了の苦学生ミッチ・マクディーア(トム・クルーズ)は、2位の好成績で卒業。引く手あまたの条件を様々な法律事務所から提示されるが、都会の名の通った大手事務所ではなく、テネシー州メンフィスの税務方面を得意とする法律事務所から初年俸8万ドル+ボーナスの給料や、手厚い福利厚生などの破格の条件を提示され、大喜びで就職する。

事務所の家庭的な雰囲気もあって妻アビー(ジーン・トリプルホーン)とともに新しい生活を始めるが、あるきっかけから大きな不正を見つける。不正の証拠となる書類をめぐって、争奪戦が繰り広げられるのだが…。

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正義感の強いミッチだが、服役中の兄の存在があったり、敵味方が入り混じる中で、陰謀に巻き込まれるが、頭脳戦で難敵を退ける。見ごたえのある映画だった。

ジーン・トリプルホーンはルックスが濃い女優で印象に残る。「氷の微笑」で、女優ではシャロン・ストーンとともに妖しい雰囲気を醸し出していた。

ホリー・ハンターは、赤毛で、トム・クルーズとバディを組んで不正暴きに協力する。

トム・クルーズは、1986年「トップガン」の世界的大ヒットでトップスターの仲間入りを果たし、次々にヒット作に出演。ヒューマンドラマや社会派ドラマに出演。

この頃はまだアクションスターと言われる前だが「ザ・ファーム」では、敵から逃げるために、よく走り「ミッション・インポッシブル」(第1作、1996)以降のアクションスターとしての地位を確立する片鱗をのぞかせている。

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