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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

★日本アカデミー賞①最優秀主演女優賞は長澤まさみ(「MOTHER マザー」)が受賞。

第44回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞は「MOTHER マザー」の長澤まさみが受賞した。母親でありながら男とたちと行きずりの関係を持ち、自由奔放に生きる女性役を演じ、新境地を開いた。

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長澤まさみは「MOTHER マザー」とともに「コンフィデンスマンJP プリンセス編」の2作品で優秀主演女優賞を得ていた。今や日本映画をけん引する女優の一人として安定感を示している。

これまでに最優秀助演女優賞は「世界の中心で、愛をさけぶ」「キングダム」で2度受賞。最優秀主演女優賞は初めての受賞となった。

長澤まさみの受賞コメント:

「本当にたくさんの方に支えられなければ、映画づくりはできないんだなと、去年、身にしみて感じました」「きっと本当は作りたかった映画も、去年、作れなかった人たちもたくさんいると思います。そして映画も公開できず、先延ばしになっている人たちもたくさんいると思います」「映画を公開して、たくさんの方に観に行っていただけたことは、本当にうれしいです」「これからも誠実に映画づくりに向き合ってがんばっていきたいなというふうに思います」と決意を新たに語った。

最優秀主演男優賞は、草彅(なぎ)剛が「ミッドナイトスワン」(内田英治監督)で、自身初の最優秀主演男優賞に輝いた。 

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草なぎ剛のコメント:

「いや、あの、まじっすか。ごめんなさい。頭真っ白になってしまって」と一瞬、絶句。(草なぎは劇中で、新宿のニューハーフショークラブでステージに立っているトランスジェンダーを演じた。)「本当に、今まで、皆さんとお仕事をさせていただいたこととか、仲間の皆さんに応援していただいていることとか、そうですね、慎吾ちゃんとか吾郎さんとか、本当に近い人たちが支えてくれて、今日ここの舞台に立てたんだなと思ってうれしいです」と稲垣吾郎香取慎吾の名前を挙げて感謝した。「僕は代表として、これ(最優秀賞)をもらうということで、1人の力では到底たどり着けないところですし、映画って、それぞれ作り手の方とか役者の気持ちとか、いろんな方向性はあると思うんですけど、1人1人の人生がより良く自由に全うできるような、そんな作品作りと人との関わりの中で、これからも自分の人生を全うしていきたいと思います」と今後の抱負を語った。 

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最優秀助演女優賞黒木華(「浅田家!」)、最優秀助演男優賞渡辺謙(「Fukushima 50」)がそれぞれ受賞した。

監督賞など6部門の受賞となったのは「Fukushima 50」。

(つづく)