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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

★「破竹」の勢い、ネットフリックス!

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「ラスベガスをぶっ潰せ!」という映画があった気がするが、ネットフリックスの登場により「ハリウッドをぶっ潰せ!」というほど、ネットフリックスの勢いが止まらない。昨年8月に日本では、ネットフリックスの有料会員数が500万人を突破した!(1年間で200万人の増加という)。

ネット記事には、芸能プロダクション、事務所、俳優などの「ネトフリ詣で」が活発なのだという。それまでは、芸能事務所の営業先は、テレビ局や週刊誌などだったが、テレビ局は予算を削減、ドラマの製作も激減、厳しい世界。

一方、全世界を視野に入れたネットフリックスは、資金が潤沢なにしろネットフリックスの時価総額は、ディズニーと同じ「20兆円」という。ディス二―は、映画、アニメだけでなく、テーマパークなどを含めての金額だ。それにしてもグーグルの100兆円というのがすごすぎる(笑)。アマゾンなんて言うのは、生活のすべてのインフラを支配するのではといわれている帝国だ。

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ネットフリックスは、それぞれの国で、映画制作を行っていて、日本も重要マーケットの一つと位置付け、「全裸監督」や「今際の国のアリス」など、世界に通用する作品を製作している。Netflixは潤沢な資金を武器に、2018年には約9千億円を自社制作のドラマや映画に投じているという。

全裸監督」で主演した山田孝之は、日本国内では最高のギャラを獲得したという。お金は出すが、口は出さないネットフリックスのスタンスも、監督や出演者などには好評のようだ。「全裸監督2」も配信される予定。

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ハリウッドデビューしたいという俳優も、ネットフリックスに出演すれば知名度も一気に上がる。出演する俳優にとっては一石二鳥以上の価値がありそうだ。

そして、日本のドラマのギャラではトップクラス(推定1話500万円、10話で5,000万円)といわれる米倉涼子がネットフリックス・ドラマに出演する。米倉涼子は、ニューヨーク・ブロードウエイのミュージカル(「シカゴ」)にも出演し、知名度は抜群。

米倉は、テレビドラマの代表作「ドクターX」のシリーズ7でなく、"新聞業界の異端児"と呼ばれる社会部記者が、現代社会のタブーに挑むということで、大ヒットした映画「新聞記者」を選んだ。ネットフリックス・オリジナルシリーズで、ギャラのオファーも破格のはずだ(たぶん)。金額の問題でなく、出たいだろう。

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「全裸監督」にしても「新聞記者」にしても絶対に地上波テレビでは放送されない類。ネットフリックスに「うちの若手女優を起用してよ」という芸能事務所のネットフリックス詣では始まったばかりで、これからだ。