横須賀PA(パーキング・エリア）に立ち寄ったところある自販機が目にとまった。
この自販機では、アイスコーヒーを１杯ごとに挽くのだという。試してみようと思ったが、あまりの暑さに、アイスコーヒーよりもかき氷がいいと思って食べたが・・・。
自販機から、ラーメン、焼きおにぎりなどが出てくるのは、よく見かけるが、コーヒーを１杯ごとに挽くというのは、初めて見た。それにしても簡単に「世界初！」と言い切っていいのかそれが問題だ。
昔、日本のエレクトロニクス製品の海外向け紹介の英文雑誌の編集を担当していた頃、「世界最小のラジカセ」という広告の出稿を受けた。これがソニーやパナソニックといったリーディングカンパニーなら理解できるが、知名度の低い中堅商社だった。
その社長に「世界最小」といってクレームが来ませんかと聞いたところ、「万一何か言ってきたら、このボタンのつまみが世界最小といえばいい」だった。
４０年以上も前のことで、その後２０年くらいして、台湾や中国等が、製品のブランドだけ入れ替えたような製品を出してきたり、香港などでは、平気で「PANASHIBA」だったり「FUTACHI」といった、日本の有名ブランドを足して２で割ったようなブランドを作って製品を売っていた時代もあった。特許や著作権侵害等が問題視されてきたのはほんのこの１０年くらいか。
日本の技術の進歩も、元はといえば、多くはアメリカなどのモノマネから始まった。
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