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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画:「密室劇/ワンシチュエーション映画」の面白さ。</span>


 

 
それほど映画の製作費用をかけずに、一つの場面(ワンシチュエーション)、多くは一つの部屋(法廷など)でのみ撮影された映画で、見ごたえのある映画がかなり多い。思いつくまま並べてみた。
 
■「十二人の怒れる男」(1957)。
・場所を1室に限定して、12人の陪審員によるある事件の審議を描いた逆転劇。
 
■「スルース」(2007)。
・1972年の「探偵スルース」のリメイク。オリジナルにも出演したマイケル・ケインジュード・ロウと共演の完全密室劇。探偵作家と、屋敷に招かれた妻の浮気相手の美容師が繰り広げる二転三転のミステリー映画。登場人物は二人だけ。
 
               削除されていたら、こちら:http://youtu.be/IQ6oOpjNrNY
 
■「ダイヤルMを廻せ!」(1954)。
・ほぼアパートの一室で繰り広げられる完全犯罪、謎解きミステリー。失敗に終わった完全犯罪から、さらに完全犯罪を企むという2重仕掛けの構成と電話・鍵といった小道具が効果的。ヒッチコック作品。
 

       「おとなのけんか
 
 
■「おとなのけんか」(2011)
・登場人物は、ジョディ・フォスタージョン・C・ライリー夫妻と、ケイト・ウィンスレットクリストフ・ヴァルツ夫妻の二組だけ。舞台は、ジョディ・フォスター演じる母親の家のみ。原題の”Carnage”は虐殺の意だが、風刺のきいたコメディ。ロマン・ポランスキー監督。
 
■「オリエント急行殺人事件」(1974)。
・殺人事件のミステリーに挑む名探偵ポワロ。オールスターによる密室劇で、舞台は列車内のみ。

■「キサラギ」(2007)。
・自殺した女性アイドルのファンサイトで知り合った5人(HN=ハンドルネーム)が一周忌にオフ会を開いて、初顔合わせで集まってくる。自殺か殺されたのか白熱した議論を展開する。
 
陪審員制度を題材にした名作「十二人の怒れる男」をモチーフに、もしも日本に陪審員制度があったら・・・ ある事件で集まった名前も顔も知らない12人の日本人。 被告が女性で若くて美人で肌がつやつやしている事もあり、判決は全員一致で無罪。 終わった、帰ろうというとき、疑問を持った一人が有罪に変えてしまったことから始まる大論争。三谷幸喜監督。
 

    「天国と地獄」
 
■「天国と地獄」(1963)。
・冒頭から1時間余りの密室劇がサスペンスを盛り上げる。誘拐犯との電話でのかけ引き、困惑・狼狽する被害者権藤の心理状態を閉塞した室内劇で見せる圧迫感。
現金受け渡しの舞台となる特急こだま内も密室。
 
 
このほか、Yahoo知恵袋などによると、未見だが「SAW」シリーズ「CUBE」「インシテミル」などがあるようだが、ほかにもまだたくさんありそうだ。
 
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テレビ・ドラマの「ワンシチュエーション」ドラマでは、「大空港2013」(昨年末放送、三谷幸喜作品)がお気に入り。
 
 
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