映画「ロボジー」予告編
「ロボジー」を一年遅れで見た。奇想天外だが、気楽にみられるコメディだ。
「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」「ハッピーフライト」など数々のヒット作を世に送り出してきた矢口史靖監督の「ロボジー」はちょうど一年前の1月14日（土）より全国公開され、初日2日間の興行でいきなりトップとなった。テーマはタイトル通り「ロボットとジジイ」。
家電メーカー・木村電器の窓際社員3人組（濱田岳、川合正悟＝お笑いコンビ・Wエンジン、川島潤哉）は、ワンマン社長から二足歩行ロボット“ニュー潮風”の開発を命じられていた。しかし、発表の場である“ロボット博”直前に大破してしまい、その場しのぎで、考えたのが、縫いぐるみ人形の感覚で、ロボットの中に人間を入れてしまおうというインチキなアイデア。
さっそく、求人を見てやってきた若者たちの面接が始まる。どれも帯に短したすきに長し。一人若者が採用されたのだが、ロボットの中に入り込んだところで、金属アレルギーが判明。結局、二番手だった73歳のおじいさん、鈴木重光（五十嵐信次郎＝ミッキー・カーチス）が採用される。
一回限りの展示会でのデモの予定だったのだが、新聞、テレビなどマスコミに紹介されるや、人気者になってしまったから、次から次に舞い込んでくるイベントをこなすことができるのか・・・。
この鈴木さん、実はとんでもないジイさんだった・・・。宿泊するとなれば、マッサージ付きがいいとか温泉はないかとか、言いたい放題。それでも3人は、鈴木さんを使わないわけにはいかず四苦八苦。 さらに、“ニュー潮風”ロボットが、展示会でものにぶつかりそうになったところをロボットが助けてくれたことから、ロボットに恋をしてしまったロボットオタクの女子学生・葉子（吉高由里子）も巻き込み、事態は思わぬ方向へ転がり出すのだった・・・。
葉子も、ロボットには人間が入っているといううわさが広がってきたので自分の目で確かめようと、三人組とロボットの後をつける。そこで、見たものは・・・。
しかし、最後には、葉子も木村電器に就職し、ロボット開発に携わることになり、第二弾「ニュー潮風２」（人間が中に入らない真のロボット）の開発を目指す。
ところが開発はうまくいかず、3人と葉子が向かった先は・・・。
”鈴木さん、助けてください！” （笑）。
吉高由里子が元気はつらつでいいが、往年のロカビリー３人男の一人、ミッキー・カーチス（「純喫茶 磯辺」では、店の常連客に扮してセリフなしだったが）が、ひょうひょうと演じて、周りはぼけていると思っているがそうではないと反発するじぃさんを好演している。
出演： 五十嵐信次郎（ミッキー・カーチス） - 鈴木重光（ロボットの中の人を演じる老人） 吉高由里子 - 佐々木葉子（ロボットおたくの大学生。「ニュー潮風」に恋をしてしまう） 濱田岳 - 小林弘樹（「木村電器」エンジニア） 川合正悟（チャン・カワイ（Wエンジン）） - 太田浩次（同上） 川島潤哉 - 長井信也（同上） 田畑智子 - 伊丹弥生（「ニュー潮風」の取材を行なうケーブルテレビ局のディレクター） 和久井映見 - 斉藤春江（重光の娘） 小野武彦 - 木村宗佑（「木村電器」社長） 田辺誠一 西田尚美 田中要次 森下能幸 古川雄輝 高橋春留奈 大窪人衛 今井隆文 三浦圭祐 安田聖愛 星野亜門 竹井亮介 藤本静 細川洋平 大久保綾乃 遊木康剛 徳井優 菅原大吉 大石吾朗 竹中直人
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