↑上:「LAコンフィデンシャル」下「恋愛小説家」
1990年代となると、劇場で見た本数が70年代と比べると、激減しましたが、
その中でもお気に入りを選んでみました。最初の3本は、すらっと出てきますが・・・。
①「LAコンフィデンシャル」(1997)
・・・映画ファンには、こたえられない魅力があります。1950~1960年代のアメリカ、
ロサンゼルスの雰囲気が出てくるだけでもいいですが、警察内部のインサイド・ストーリー
が興味を引きます。原作を読んで見たので、ビジュアル化した映像と俳優の演技がすばらしく
90年代では、ベスト作品のひとつに上げておきます。あまり知られていなかった役者が、
この作品以降、スターになりました。ケビン・スペーシー、ラッセル・クロウなど。
お気に入りのキム・ベーシンガーは、クラシック女優似の高級娼婦役でしたが、はっとする
美しさでした。ガイ・ピアースが特によかったですね。
②「シンドラーのリスト」(1993)
・・・スピルバーグ監督のシリアス・ドラマですが、ナチス・ドイツから数千人を
救ったシンドラーを誇張せずに描いていました。リーアム・ニーソンがいい味でした。
③「ショーシャンクの空に」(1994)
・・・見たのは、あいにく数年後。スティーブン・キングの「刑務所のリタ・ヘイワース」が
原作。じわじわとこの映画のよさが広まったよう。感動的なヒューマン映画。ティム・ロビンス、
モーガン・フリーマンのすばらしさ。
④「タイタニック」(1997)
・・・回想シーンから始まるが、老女のグリーンの瞳が一気に、若い時代にスリップするカメラ。
大半が、船の中で展開。遭難シーンは圧巻。音楽も印象的。近年では、記録的大ヒット。
⑤「氷の微笑」(1992)
・・・マイケル・ダグラス、シャロン・ストーンによる”ちょいエロ”サスペンス(爆)。
2006年にS.ストーンにより「続編」が作られた。
⑥「恋愛小説家」(1997)
・・・ジャック・ニコルソン。潔癖症の小説家を好演。まじめな役も、いいというのを証明。
アカデミー賞主演男優賞。ヘレン・ハントも自然な演技で、アカデミー賞主演女優賞。
⑦「ライフ・イズ・ビューティフル」(1999)
・・・ロベルト・デニーニの名演技が光った。ナチスにより収容所送りになるが、
息子には戦争ごっこと信じ込ませる・・・。感動作品。現実はそんなに甘くないとの批判も
あったよう。
⑧「ミザリー」(1990)
・・・またしてもスティーブン・キング原作。小説家の熱烈ファンが、ストーリーの書きかえを
小説家に迫る。その恐怖。キャッシー・ベイツが、おお怖っ!
⑨「ミッション・インポッシブル」(1996)
・・・ブライアン・デ・パルマが、テレビの人気シリーズ「スパイ大作戦」を
映像化。シリーズとなった、記念すべき第1作。音楽、テンポがいい。以後、監督は代わったが。
トム・クルーズは、このシリーズが一番いきいきしている(笑)。
⑩「グリーン・マイル」(1999)
・・・公開は2000年3月。トム・ハンクスもいいが、アカデミー賞(助演男優)にノミネートされた
マイケル・クラーク・ダンカンが人間味あふれる名演。これもスティーブン・キング原作。
感動的なヒューマン・ドラマが多いようです。
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