Netflixドラマ「思慮なき眼差し」（原題：Olhar Indiscreto/Lady Voyeur、全10話）を見る。ブラジルのドラマで英語の吹き替え版。大人向けドラマで官能シーンも多く（16＋）予想もつかない展開の心理サスペンスドラマ。
・・・
主人公のミランダ (デボラ・ナシメント) は、のぞき見にふけるスゴ腕ハッカー。
ミランダの日課は、向かいのビルに住む高級娼婦クレオ (エマヌエリ・アラウージョ) の生活を双眼鏡やカメラ、ハッキングしたパソコンを使って窓越しにのぞき見ること。
クレオもクレオの客フェルナンド（ニコラス・アントゥネス）ものぞかれていることを承知していて、これ見よがしの反応を見せることもある。
そんなある日、クレオがミランダの家を訪れ、自分の旅行中、愛犬を預かってほしいと頼んでくる。そしてまさにこの日からミランダの運命は一変し、ミランダは理想の男性にも出会うことになる。
しかし、クレオがミランダに接近してきたことなどすべてはあらかじめ仕組まれていたということが後でわかり、事態は予想外の方向に進んでいく…。
3か月前、3か月後、13年前、11年前など場面が何度も切り替わり、乱痴気パーティ、SM、ゲイ、アブノーマル、殺人などが登場し、人間関係も複雑に絡んで、人物関係も理解しにくい。思わせぶりの邦題だが、ハリウッド映画とは違った味付けになっている。
・・・
＜主な登場人物＞
■主人公ミランダ(デボラ・ナシメント) ：
凄腕ハッカー。企業のシステムに簡単に侵入できる。ハンチントン病のため頻繁に自分の声を記録している。向かいのビルの住人を覗き見するのが趣味。その住人の部屋で留守番をしていると訪問客と関係を持つが、別の男性を殺してしまう。
■クレオ(エマヌエリ・アラウージョ) ：高級娼婦。ミランダに覗かれている女性。留守中の犬の世話をミランダに依頼し、鍵を渡す。
■フェルナンド（ニコラス・アントゥネス）：クレオの男性客。ダイアナの兄。ゾーイの夫。留守番のミランダと男女関係となる。エイトルとは義兄弟。
■エイトル・プラド：大企業プラドのトップ。クレオとの不倫の現場を妻ダイアナに踏み込まれる。ミランダに会社のシステムの改善を依頼する。
■ダイアナ・プラド：エイトルの妻。フェルナンドの妹。夫の浮気を探っている。
■ゾーイ・ブラウン：フェルナンドの妻。ハンチントン病。ミランダが侵されているハンチントン病は実在の難病で、脳の神経細胞が失われていく。
ミランダの祖母が認知症のような症状であり、ミランダが誰なのか分からない。それを見たミランダは自分も記憶がなくなっていくと考え、日常のあれこれをメッセージで録音している。そのため、物語の途中にミランダの一人語りのシーンがたびたび挿入される。
ダイアナが殺され関係者が集まると、フェルナンドに妻がいたことが分かってしまう。そして始まる取り調べ。誰がダイアナを殺したのか、推理しながら楽しめる。
1話が40分ほどで、1日2話で1週間で完走。
■「にほんブログ村」にポチッと！。
