「アーミー・オブ・ザ・デッド」(原題:Army of the Dead、2021)を見る。5月21日に全世界でNetflixにより配信開始。監督は「ジャスティス・リーグ」などのザック・スナイダー、主演は元プロレスラーで「007スペクター」などのデイヴ・バウティスタ。真田広之が強奪計画の元締めを演じている。
ザック・スナイダー監督にとっては2004年の「ドーン・オブ・ザ・デッド」以来17年ぶりのゾンビ映画。破壊されたラスベガスを舞台にしたゾンビとの戦いと強盗映画を組み合わせ、さらにエルビス・プレスリーの名曲なども流れ音楽映画の要素も大きい。
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ゾンビの大量発生によって世界中が大混乱に見舞われる中、隔離地帯となったラスベガス。ある金庫に膨大な金品が眠っているのを知った男は、傭兵(ようへい)軍団を結成して強奪計画をスタートさせる。
金庫を開けるプロ、ヘリコプターの操縦士などからなるくせ者ばかりの傭兵部隊が集まると、軍団は荒廃したラスベガスに侵入して金庫へと近づくが、そこにはゾンビの群れがいて、一斉に襲いかかってくる。
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舞台がラスベガスということで、冒頭からエルビス・プレスリーの「サスピシャス・マインド」(Suspicious Minds)が流れたので、懐かしさのあまり涙があふれてきた(ということもないが、10回以上みた映画「エルビス・オン・ステージ」の中でもお気に入りの1曲)。
ラストにもプレスリーの曲が流れたので、ゾンビ映画で、首が飛び、血しぶきが飛び散った映画だったが、お釣りがくるほどの映画ではあった。
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見どころは破壊されたラスベガスの街並み。ラスベガスには、8キロに及ぶストリップ通りと呼ばれるメインストリートを中心に有名なカジノホテルが立ち並んでいるが、実際の街とデジタルのセットを組み合わせて、コンピューターを使ってメキシコにそっくりのセットを作って撮影したという。
廃墟のようになったラスベガスだが、ランドマークとなっているようなホテルやニューヨークの自由の女神を模した像なども登場。ドローンを使った撮影で臨場感があった。
ゾンビの群れ。