fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「アザーフッド 私の人生」(原題: Otherhood、2019、Netflix)を見る。

f:id:fpd:20201221211008j:plain

f:id:fpd:20201221211102j:plain

アザーフッド 私の人生」(原題:Otherhood、2019、Netflix)を見る。

キャロル、ジリアン、ヘレンのママ友時代からの親友の3人が子離れと人生を見つめなおすコメディ・ドラマ。出演は「TINA ティナ」でアカデミー主演女優賞にノミネートされたアンジェラ・バセットのほか、製作総指揮も兼ねているフェリシティ・ハフマン(「トランスアメリカ」)、「6才のボクが、大人になるまで。」のパトリシア・アークエットなど。

・・・

映画の冒頭、「Motherhood」(母であること)の文字が出るが、最初の「M」の文字が転げ落ちて「Otherhood」(他人)に変わってしまい、ニヤリとさせられる。

今はアラサーくらいになった息子たちが独立しているが「母の日」に連絡も全くよこさないことに不満を持ち、ニューヨークに暮らす息子たちの元へ訪れる旅を決行。

f:id:fpd:20201221211838j:plain

母親たちが、前触れもなしにそれぞれの息子の住むアパートなどに押しかけて行くので、さまざまな状況に直面。面食らったり、悩みに接するうちに、自分たちも、成長して行くというストーリー。

f:id:fpd:20201221211212j:plain

              ピザがうまそう♪

f:id:fpd:20201221211912j:plain

・・・

3人の母たちは、スーツケースを車に積み、車で、ニューヨークに向かう。

キャロル(アンジェラ・バセット)がマット(シンカ・ウォールズ)の家を訪れると、女性物の下着を見つけてしまう。キャロルは、マットとこれまでしっくりいっておらず、「私のことで知っていることを10個話してみて」というが、即答はなかったが、あとから、感動的なシーンへとつながっていく。

f:id:fpd:20201221211947j:plain 

ヘレン(フェリシティ・ハフマン)がポール(ジェイク・レイシー)の家を訪ねてみると、ゲイ同士のシェアハウスだった。ヘレンは、前から薄々気づいていたようで、そのことを直接本人から聞きたかったようだ。ヘレンが落胆したは、ゲイであるということよりも元夫のほうは2-3年前に知っていたという事実で、なぜ自分には言わなかったのかということだった。

f:id:fpd:20201221212024j:plain

ジリアン(パトリシア・アークエット)がダニエル(ジェイク・ホフマン)を訪ねると、エリンという彼女がいて、指輪も用意していたはずだが、うまくいっていない様子であることがわかる。

f:id:fpd:20201221212654j:plain

ジリアンは知り合いの紹介で、ある女性をダニエルに紹介するが、その女性は、一方的にまくしたてる性格で、ダニエルはウンザリしてしまう始末。

ジリアンは、美容師をしているエリンに美容室で会うと、エリンの人柄の良さを理解。ただエリンは来週にも西海岸に引っ越すという。

f:id:fpd:20201221212304p:plain

                     エレン(後方左)

ジリアンは、ダニエルに後悔しないように伝えると、引っ越しの車を運転するエリンを追いかける。ダニエルは、とにかく車で移動中に話したいことがあると、車に乗りこんで自ら運転する。

1年後、ダニエルとエリンの結婚式が行われようとしている。新婦のお腹はふっくらとしていた。キャロル、ヘレン、などもしばらくぶりに集まって楽しいひと時となった。

 

・・・

キャロル、ジリアン、ヘレン3人のやり取りが3人3様で面白い。3人の母とその子供たちの関係が淡々と描かれているが、キャロルにアヤメ(アイリス)の花が届く。注文した覚えはないがと配達人に言うが、「手紙もついています」という。

手紙には「母について知っている10のこと」が一つひとつ書かかれていた。それらを読むたびに、キャロルは、笑顔になり、喜びの涙を浮かべる。

 

■主な登場人物:

キャロル・ウォーカー(アンジェラ・バセット

ジリアン・リーバーマン(パトリシア・アークエット

ヘレン・ハルストン(フェリシティ・ハフマン

ダニエル・リーバーマン(ジェイク・ホフマン)

ポール・ハルストン=マイヤーズ(ジェイク・レイシー)

マット・ウォーカー(シンカ・ウォールズ)