「ピーターラビット」(原題:Peter Rabbit、2018)を吹き替え版で見た。
MOVIXさいたまにて。映画は、実写と3DCG(=3次元コンピュータグラフィックス)アニメを組み合わせている。時間が合わずに消去法で見たが、予想以上に面白かった。
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隣の敷地には、あまざまな野菜をつくっている老人ジョー・マグレガー(サム・ニール)が住んでいたが、その野菜畑をピーターらは”ビュッフェ”ととらえて、ジョーの隙を見て果物や野菜などを”失敬”(盗み)していたのだった。
マグレガーはその昔ピーターの父親を捕まえて、ミートパイにして食べてしまったのをピーターは知っている。ピーターのジャケットはその父親の形見だ。
ピーターたちの友人であるビアという女性は、うさぎたちや人物を題材にした抽象画を書いて過ごしていた。ピーターたちには両親がいないことから、ビアはピーターたちを大事にしていた。
ある日、ピーターはマグレガーの庭にジャケットを置いてきてしまった。
そこでマグレガーの庭にジャケットを取りに戻った。
マクレガーはピーターを見つけ捕まえたが、突然の心臓発作でそのまま息絶えてしまった。ピーターは浮かれて森の生き物たちを呼び集め、マグレガーの家でどんちゃん騒ぎを繰り広げるのだった。
上司に呼ばれたトーマスは大叔父のマグレガーが亡くなったことを聞かされる。
大叔父がいたことすら知らなかったトーマスだったが、一緒に聞いた昇進のチャンスが無くなったことについては激高した。 しかも副支配人になったのは、無能男のチャラチャラした人物だった。
大叔父譲りの短気を起こして暴れだしたことでトーマスはハロッズを解雇されてしまう。 郵便配達人から、大叔父の住んでいた家は価値があり、リフォームして売り出せば高く売れると吹き込まれる。トーマスは、売ったお金で、自分を首にしたハロッズを見返すためにハロッズの近くにおもちゃ屋を開こうと決める。
トーマスは田舎の大叔父の家に行くと、荒れ果てていることに落胆するが、潔癖性の性格があり、くまなく掃除を始める。
たまたま隣人のビアと知り合いになり、家に居ついていたピーターたちを追い出そうとするが、ビアに気に入られようと、ビアの前だけはラビットに優しく振舞うがビアがいないとわかると、ラビットらを目の敵にするのだった。
ビアの反対をよそに、ピーターら動物たちが庭に入ることができないように厳重に囲いをした。その後ピーターとベンジャミンが庭に忍び込んだところ、ベンジャミンはトーマスにつかまってしまった。
ピーターと三つ子の妹はベンジャミンを救い出したのだが、それに腹を立てたトーマスは街にうさぎ退治の仕掛けを買いに行く。街ではたまたまビアに会い、仲良く話をしながら一緒に村に帰った。ピーターたちはその様子を面白くなく思ってみていた。
トーマスとピーターらは争いをはじめ、互いに罠を仕掛けたり、嫌がらせをしたりしたが、その結末は・・・。
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トーマスはビアの前では紳士然と振舞うが、ことラビットやその仲間たちに対しては、暴力本能が全開となる。ダイナマイトを使うわ、罠の機械をいくつも仕掛けるわ、ドアのノブに電流を走らせるわで、人間が吹き飛ばされるシーンなどは、笑いを抑えるのも大変なほど。
ピーターラビットのイラストなどを見て、その物語は知らなくても、癒し系ルックスのファンは多い。映画では、そんな可愛いピーターはいない。とにかくイタズラ好きのヤンチャ・ウサギだ。
そのやんちゃぶりに加えて、ピーターと仲間たちは歌ったり踊ったり、ラップも披露したり、芸達者な姿もみせる。あるシーンでは、ミュージカルといってもいいほど。全編ピーターはよく走る。まさにノンストップコメディ・アクションで笑わせる。
しかも、千葉雄大はテーマソング「I Promise You」も熱唱してしまうのだ。
「予告編」
映画が終わって、最後のクレジットが全て終了しても席を立たないほうがいい。
全国の”うさちゃん”ファンによる写真紹介などの特別映像がある。
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