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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「恐怖の岬」(1962)グレゴリー・ペック主演。</span>



恐怖の岬」(原題:Cape Fear, 1962)を見た。
ジョン・D・マクドナルドの原作を「法に叛(そむ)く男」のジェームズ・R・ウェッブが脚色、「ナバロンの要塞」のJ・リー・トンプソンが演出したサスペンス映画。
 
撮影は「栄光への脱出」のサム・リーヴィット、音楽はバーナード・ハーマンが担当。
出演は「ナバロンの要塞」のグレゴリー・ペック、「サンダウナーズ」のロバート・ミッチャムのほか、ポリー・バーゲン、テリー・サヴァラス、ロリ・マーティン、マーティン・バルサムなど。
 
グレゴリー・ペックは、美人妻と一人娘がいる典型的なアメリカの裕福な家庭の父親役で、仕事も弁護士という理想とされるような一家の大黒柱を演じている。そんな中に忍び寄る恐怖を描き、まるでヒッチコックのサスペンス映画を見ているように畳みかけるストーリーが展開される。音楽も盛り上げている。

ロバート・ミッチヤム(「帰らざる河」)が珍しく変質的な悪役を演じている。
映画デビューして3作目のテリー・サヴァラスが私立探偵役で出演。当時40歳だったが、見慣れた?トレードマークのスキンヘッドではなく、髪は後退しているもののオールバックで、やや違和感があった(笑)。テリー・サヴァラスと言えば、テレビドラマ「刑事コジャック」シリーズのイメージが強い。
 
原題のCape Fearとは川の名前だが恐怖を意味するFearと掛けているようだ。なお「岬の恐怖」は、1991年に原題のままの「ケープ・フィア―」のタイトルでサイコスリラーとしてリメイクされている。
 
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弁護士のサム・ボウデン(
グレゴリー・ペック)は、妻のペギー(ポリー・バーゲン、写真)、14歳になる1人娘ナンシーと共に幸福な暮らしをしていた。
 
ところが、マックス・ケイディ(ロバート・ミッチャム)という男が、この町に現れてからは、ボウデン家は次第に恐怖へとまき込まれていった。ケイディは、残虐な性的犯罪で長年刑務所に入っていたが、自分が有罪になったのは公判廷でサムが証言したためと、サムを深く恨んでいた。
 
ケイディは、サムに復讐することをほのめかした。一家をケイディの手から守るためには彼を町から追放しなければならないが、現在の法律では罪を犯さない限りどうすることも出来ない。
 
困ったサムは警察署長に相談しケイディに尾行をつけてもらった。だが、キャディは弁護士を雇って自由侵害で訴えるといって署長を脅迫、彼に手を引かせてしまった。
 
仕方なサムは私立探偵のシーバーズテリー・サヴァラスを雇って妻と娘を護衛させることにした。だが彼の手に負えるものではなく、シーバーズはジョンプソンという暴力団のボスに相談するようサムに薦めるのだった。
 
その頃、サムの家では飼い犬マリリンが毒殺された。当然ケイディの仕業だったが、その直後、ケイディがサムの娘ナンシーを追いかけたため彼女は通りかかった車にはねられ軽傷を負うという事件が起こった。
 
こうして、ついにサムはジョンプソンを訪れ事件を依頼したが彼の手下は逆にケイディにやられる始末だった。その上、ケイディはこの闇討ちを種にサムの弁護士失格を主張した。
 
ついにサムは自分の手で解決する決心をかためた。妻と娘をおとりに使ってケイディをおびき出そうと、彼は2人をボートにのせ淋しい浜辺にある別荘へと連れて行った。


 
そして保安官に協力を頼み2人はケイディの現れるのを待った。ケイディはまんまとにかかって2人の前に現れた。恐怖の実体を眼の前にするサム、ついに2人の対決する時が来た。そして、ケイディはサムの正当防衛の拳銃の前に倒れた。サムは、ケイディに言う。「刑務所な中で、何年、何カ月、何時間と一生数えることになる」と。(MovieWalker)
 
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8年前に起きた事件で、弁護士の証言で8年間刑務所行きとなった犯罪者が出所して、弁護士一家を恨んで”お礼参り”に現れ、弁護士と娘に危害を加え復讐しようとする話。変質男と弁護士との戦いをスリリングに描いている。
 

50数年前のモノクロ映画だが、サスペンスとして色あせてはいなかった。
ただ時代の変化は感じさせる。前科者マックス・ケイディロバート・ミッチヤム)は常に葉巻を欠かさず、私立探偵のシーバス(テリー・サヴァラス)もタバコを吸っている。

弁護士一家の一般家庭の引き出しには、(保身用)の拳銃が収められている。
空港で、飛行機の搭乗名簿などは、いまなら個人情報保護で教えてくれないだろうが、郵便物を搭乗者のひとり(名前を告げる)の自宅に送りたいと言って、搭乗の有無と帰りの日の予定まで聞きだしてしまうのだ。
 
警察は、危険な恐れがあるというだけでは、真剣に動かず、事件が起きないと動かないというスタンスで、心配なら私立探偵を雇えと言うのだ。「納税者であるといいたくはないが、私立探偵にお金を払えと言うのか」と反発心はあった弁護士だったが、結局、私立探偵を雇うことになる。

また私立探偵も限界があって、自分で手に負えないので、”波止場ゴロ”(やくざ組織)を雇うようにアドバイスする。「獣と闘うには獣で行くしかない」という論法だ。実際にチンピラを使って元犯罪者を暴力で黙らせようとするが逆に打ちのめされてしまう。

日本では、ボウリングは、1970年前後にスター・プレイヤーとなった須田開代子・中山律子らの出現などがきっかけとなってブームになったが、「恐怖の岬」では、弁護士一家が、ボウリングを楽しむシーンがあった。1960年ごろにはアメリカでレジャーとして広く普及していたようだ。

  予告編
 
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