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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「キス&キル」(2010)</span>



キス&キル」(原題:Killers, 2010)のポスターだけはよく見ていたが、映画も見てみた。アシュトン・カッチャー主演では、あまり期待できないと思いつつ見たが、昔ながらの素手のアクションや、カーアクションなど、意外に見応えがあった。

タイトルからして、トム・クルーズの「デイ&ナイト」(未見)を連想させるが、スパイ・アクションもので「ミッション・インポッシブル」をふた回りぐらい小さくした映画か。1970年代から活躍しているトム・セレックが貫禄たっぷりだったのは見所だった。

・・・
キューティ・ブロンド」のロバート・ルケティック監督によるラブ・コメディ。
CIAのスパイという裏の顔を持つイケメン実業家(アシュトン・カッチャー)と、それを知らずに結婚した世間知らずのお嬢様(キャサリン・ハイグル)とが騒動に巻き込まれる様子をコミカルに描いている。

過保護に育てられたお嬢様のジェン(キャサリン・ハイグル)は失恋の傷を抱えたまま、両親とともに南仏へ旅行にやってくる。ジェンは、ホテルのエレベーターでスペンサー(アシュトン・カッチャー)と名乗る青年に一目惚れする。

スペンサーもジェンに興味を持ち、惹かれ合うようになる。
スペンサーはジェンの厳格な父(トム・セレック)から結婚の許しを得る。
しかしスペンサーは、バカンスに来ていたわけではなかった。





一転して、3年後。
アメリカ郊外で幸せな結婚生活を送っていたジェンは、スペンサーの誕生日に南仏旅行を計画する。

しかしスペンサーが気乗りせず、計画を断念する。
そんなある日、オフィスに届いた小包に入っていたカードを見て、書かれていた番号にスペンサーが電話をかける。

その最中、ジェンの父が入ってくる。スペンサーは慌てて電話を切る。
スペンサーは父の車で、ジェンが用意した誕生日パーティーに行くが、さっきの電話のせいで心から楽しめない。


             スペンサーのサプライズ誕生日パーティ。

ジェンはそんなスペンサーを見て、2人の関係に不安を感じる。
翌朝、ジェンはサンフランシスコへ出張に出かける。スペンサーが、パーティーで酔いつぶれ、泊まっていた友人ヘンリーと朝食をとろうとしていると、当然ヘンリーがスペンサーに刃物を振りかざす。

スペンサーは元CIAのスパイで、ある暗殺の遂行のため訪れた南仏でジェンと出会い、組織を抜けたのだった。しかしメンバーの変更によって、命を狙われる身になっていたのだ。


                 夫スペンサーの”仕事”に巻きこまれていく妻ジェン




                 次第に銃も扱うようになり・・・。

偶然家に戻ったジェンは2人の様子に戸惑うが、スペンサーの指示で銃を撃ち、彼を助ける。ヘンリーは、スペンサーの命を狙う者は他にもいると告げる。

ジェンとスペンサーは車に乗り込み、逃走する。何者かに追撃され、モーテルに辿りついた2人は、スペンサーの元ボスの死体を発見する。

ずっと事実を隠していた夫を責めるジェンだったが、彼女は彼の子を身ごもっていた。そんな中、新たな敵が2人に近づいていた・・・(MovieWalker)。

・・・
アクションに次ぐアクションで、CGを使わないアナログのところがいい。
車の追っかけも、「ブリット」を彷彿とさせる。

失恋して落ち込んでいるジェンに対して両親は「きっと優しい”秘密のない男”が見つかるよ」と励ましていたのだが、何も知らなった妻が、3年目になって、夫の過去の秘密(正体)を知り、巻き込まれていく面白さがあった。隣人で親切なふりをして、実はスペンサーに掛けられた賞金目当てだったり、誰が敵か味方かわからないほど。

「両親だけは一番信用できる」と思っていたジェンだが、まさか父親が、別の顔を持っていたとは・・・。映画の原題は「殺し屋たち」で、ラブストーリーと暗殺という両面が描かれることから、邦題は「キス&キル」になっているようだ。

キャサリン・ハイグルは、初めてかと思ったらこのあとの映画「ニューイヤーズ・イブ」(2011)を見ていた。

★★


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