「カタカナの映画タイトル」をGoogleで検索したら、なんと2番目に「fpd記事」が出てきた(笑)。こちら:http://blogs.yahoo.co.jp/fpdxw092/57933297.html
最近の映画は、オリジナルの英語タイトルをそのままカタカナにすることが多い。
タイトルをつける側も、一理あるという。若い人たちにとっては、カタカナのほうがスマートで洗練されているということらしい。
そのため「パイレーツ・オブ・カリビアン」「ロード・オブ・ザ・リング」などが当たり前のように登場するのだという。
50年前の映画「大脱走」(1963)は、傑作なタイトルだと思うのは、どうも50代以上の年代の人たちだけらしいのだ。
そういえば、一時期、やたらと「ザ」を入れるタイトルがあった。「ザ・マンザイ」の影響か。「ザ・ヤクザ」「ザ・エージェント」(”ジ”ではないかという意見も)「ザ・インターネット」「ザ・コーヴ」・・・。 1995年公開の「ザ・インターネット」は当時は目新しかったが、今となっては「ソーシャル・ネットワーク」(原題:The Social Network、2010)と同じくらいに陳腐化している。
邦題でもいい映画があった・・・というのは今は昔。
原題 邦題
From Here to Eternity 「地上より永遠に」
(ここよりとわに)
For Whom the Bell Tolls 「誰が為に鐘は鳴る」
The Heart is A Lonely Hunter 「愛すれど心さびしく」
For Whom the Bell Tolls 「誰が為に鐘は鳴る」
The Heart is A Lonely Hunter 「愛すれど心さびしく」
Random Harvest 「心の旅路」
Waterloo Bridge 「哀愁」
Stazione Termini 「終着駅」
(原題:テルミニ駅…終点の一つ)
・・・
こんな記事を書いたのはたまたま、1月25日公開のスペイン映画のタイトルを目にしたからだ。「トーク・トゥ・ハー」「ボルベール 帰郷」などでおなじみのスペインの名匠ペドロ・アルモドバルの作品の原題は「I'm so Excited!」なのだが・・・。
邦題は「アイム・ソー・エキサイテッド!」だった。
機体トラブルで空中旋回を続ける旅客機を舞台に、オネエキャラの3人の客室乗務員や、クセ者ぞろいの乗客たちが繰り広げる騒動を、ブラックな笑いも満載に描いたワンシチュエーションコメディ。
映画は面白そうだが、このタイトルには、”ノット・ソー・エキサイテッド”なのだが。
これも世の中の流れか。
追加:原題が「Love Bite」という映画の邦題が、
「ジェイミー、童貞やめるってよ」には参った!(笑)。
「桐島、部活やめるってよ」がこんな風に”転用”されるとは。カタカナばかりでなく、”便乗”も困ったもんだ。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています: クリックお願いします♪。