【聴きくらべ】いいじゃないの幸せならば
由紀さおりが言うには、その歌詞について、40年以上前の歌だが、女性がそれまでは耐えるというイメージだったが、4番目の歌詞にあるように、「つめたい女だと人は言うけれど いいじゃないの幸せならば」など、やや開き直ってきているところなどが新しかったという。
1970年ごろまでは、確かに「戦後強くなったのは、女性と靴下」とよく言われたものだ(古い!)。
いまは、女性が強いのが当たり前になっているので、だれも口にしない(笑)。
・・・
作詞:岩谷時子
作曲:いずみたく
あのときあなたとくちづけをして
あのときあの子と別れた私
つめたい女だと人は言うけれど
いいじゃないの幸せならば
あの晩あの子の顔も忘れて
あの晩あなたに抱かれた私
わるい女だと人は言うけれど
いいじゃないの今が良けりゃ
あの朝あなたは煙草をくわえ
あの朝ひとりで夢みた私
浮気な女だと人は言うけれど
いいじゃないの楽しければ
あしたはあなたに心を残し
あしたはあなたと別れる私
つめたい女だと人は言うけれど
いいじゃないの幸せならば
・・・
この曲は、1969年当時としては、学生運動が盛んで、やや、投げやりな調子の
この歌詞に自身を重ねて、共感する人も多かったようだ。
同じ曲でも、歌手によって、個性が異なり、面白い。
オリジナルの相良直美がいいという人もいれば、カバー曲がいい、など
好みが分かれそうだ。
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