「夜行観覧車」(第7話)。
見逃した人はこちらで見られます:
新番組の「チープ・フライト」が日テレで9:00から始まり、ましてや主演が「ストロベリーナイト」の姫川こと竹内結子であり、2時間のうち1時間だけ見て、”後ろ髪”を引かれる思いで、「夜行観覧車」を見ることにした。
それはともかく、高橋家は、主(あるじ)が殺される事件で大変な騒ぎ、遠藤家といえば、家族はバラバラ、家族の崩壊も極限に達している。荒れ放題だ。
真弓は、娘からも、夫からも責め立てられる。
彩花からは「みんな、あんたのせいだ。学校でいじめられているのも、ひばりが丘に越してきたせいだ」と暴れてモノを投げつけられながら言われる。
真弓は、目の玉をひん剥いたようなすさまじい形相で、暴れる彩花を抑えつけようとする。鈴木京香の半狂乱の驚くべき演技。ホラー映画も真っ青だ!
真弓が下校中の彩花の中学時代の仲間3人に彩花の様子を聞いたことから、3人は、彩花が、3人にそそのかされて万引きをしたと親に告げたと思いこんで、彩花をカラオケに呼び出し、”カツ”を入れたのだが、自宅に戻った彩花は、真弓に向かって「お前が余計なことをしゃべるからだ」と母を責めるのだった。この杉咲花も、恐ろしい形相。反発・反抗は度を越しているが、本人からしてみたら、イライラが募って、理解できないことはない。
高橋家の家のガラスを彩花が石を投げて割ったと思っている真弓だが、彩花は、自分はやっていないといっていたのだが・・・。ナレーションで、この母親は自分を殺そうとしている…という言葉も出ていた。
真弓は、地域の集まりでも、小島さと子(夏木マリ)から「遠藤さん、このひばりが丘に越してきたことが間違いだったと思うことはない?」と、言われるし、夫・啓介(宮迫博之)からも「ひばりが丘なんかに越してこなければよかった」といわれる始末。
そもそもの原因が、身分不相応な高級住宅地に越してきたこと、と言ってしまえば終わりだが、真弓にしてみれば、3人で、環境のいいひばりが丘で新生活を夢見ていたわけだが・・・。
夫・啓介からも「自分だけが大変と思っている。こっちもいろいろある」といわれ、真弓は少なからずショックを受けるのだが・・・。啓介が警察の聴取を受けているときに、そばで聞いている真弓に、夫の行動のウソ(パチンコにも言っていないし、高橋家を訪問した後、車の中に潜んでいたことなど)が明らかに・・・。
また、娘と妻の言い争いにかかわりたくなく、帰宅拒否をしていたこと、とくに「争いは、お母さん(妻の淳子)と彩花の問題だろう」と自分には関係ないという態度をとっていることにも驚きを隠せない淳子。
婦人会の小島さと子の、高橋家、遠藤家に対する攻撃もますますエスカレートしてきた。さと子は、自治会の会合で、「問題を起こした一家は、ひばりが丘からでていくべきだ」ときつく提案するが、こうしたさと子に対して婦人会のメンバーも、そのの強硬姿勢に不快感を示すようになってきた。
小島さと子の息子・マー君(小泉孝太郎)が、一時帰国をしていたが、また米国に戻ることになったときに、今度帰国したら、妻の実家に二世帯住宅で暮らすといったことにおおきな ショックを受けるさと子。
「殺人事件が起こって大変だからなの?」と車で急ぐマー君に問いただすと「そうじゃない。家では、安らぎたいんだ。お母さんが、頼みもしないことを”勝手に”進めるところなど、お母さんがいるからだ!」とマー君。
ここは、よくぞ言った!と拍手喝采だ(笑)。こんなうるさい親がいたら、だれでも、一緒に住みたくない、と思うだろう。
犯人は誰、というのをよそに、家庭崩壊のほうに重点が移っているようだが・・・。次男が、何かの争いで父親を殺し、母親・淳子がかばっているのだが、凶器となった「トロフィー」に殺された高橋弘幸(田中哲司)の名前があったこと、父が異母兄弟の兄に期待していて、自分は無視されていることなどで口論となって殺害に至ったものと思われる。
母・淳子がかばって、凶器を訪問してきた遠藤啓介に隠してほしいととっさに渡してしまったことから、警察の取り調べで、家族の集合写真の背景のトロフィーが一つ欠けていることなどの不自然さに結びついていく。
啓介も、このトロフィーをシャベルで土に埋めるのだが、いろいろ問題を抱えている自分が「どうして、俺がこんなことをしなければならないのか」と自問する。
一方、警察では、「私が夫を殺しました」という淳子だが、警察では、動機や、凶器などないことなどの矛盾点から淳子に本当のことを言わせようとするのだが・・・。
大体先が見えてきた。
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