「仁義なき戦い」のテーマ
1973年公開の「仁義なき戦い」。
津島利章のテーマ曲が、単調ながらカッコよかった。
映画には、目つきの悪い、ギラギラした男たちが、これでもかと出演していた。
Yahoo記事をみていたら、若い俳優たちは、毎日撮影の後、夜中まで飲み歩いていたというが、それは、「監督が、睡眠を十分とって(さわやかというんでは映画にならない)ではなく、目が充血するほど飲んだくれるように」だったとか(爆)。
この映画には、いまや渋い好々爺といった印象が強い菅原文太や、携帯電話の犬の声の主(北大路欣也)や、子供時代のアクション・ヒーロー、千葉真一、死んでもこの仕事をやりたいと熱望したという金子信雄(シリーズで、文太をも吹き飛ばすほどの名演!)、小林旭、松方弘樹、梅宮辰夫などそうそうたる役者がでていた。
セリフが広島弁で、「~じゃけんのう」が、あふれていた。
名セリフも多かった。
「おやじさん、云うとってあげるが、あんたは初めから、わしらが担いでる神輿(みこし)じゃないの。組がここまでなるのに、誰が血流しとるんや。
神輿(みこし)が勝手に歩けるいうんなら、歩いてみないや、のう!」
神輿(みこし)が勝手に歩けるいうんなら、歩いてみないや、のう!」
「わしらの云うとおりにしとってくりゃ、わしらも黙ってこのまま担ぐが、のう、おやじさん、喧嘩は銭がなんぼあっても勝てんのですよ!」
映画は、正統派だけで5作品。
派生した作品を含めると、10本以上製作された。
東映実録映画路線はここから始まった。
この映画は熱かった!
深作オリジナル五部作
仁義なき戦い(1973年)☆☆☆☆
仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年)☆☆☆☆
仁義なき戦い 代理戦争(1973年)☆☆☆
仁義なき戦い 頂上作戦(1974年)☆☆☆☆
仁義なき戦い 完結篇(1974年)☆☆☆
深作新シリーズ
新仁義なき戦い(1974年)
新仁義なき戦い 組長の首(1975年)
新仁義なき戦い 組長最後の日(1976年)
他監督作品
その後の仁義なき戦い(1979年) ※工藤栄一監督
この映画の記事を書くときは熱くなるfpdだった(爆)。
何回も記事にしている「仁義なき戦い」だが、