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<span itemprop="headline">訃報:遠藤実さん逝く(76歳)</span>


北国の春」「高校三年生」など5000曲以上を手掛けた作曲家の遠藤実(えんどう・みのる)さんが6日午前、急性心筋梗塞(こうそく)のため、入院先の都内の病院で死去した。76歳だった。謹んでご冥福をお祈りいたします。

遠藤さんは1949年、ギターを弾きながら3曲100円で歌う「流し」から音楽の道を志した。


1957年に藤島恒夫の「お月さん今晩わ」のヒットで売れっ子になった。当時、偉大な作曲家だった古賀政男さんの哀愁のある旋律に対し、遠藤さんは誰にも口ずさめる歌作りを目指したという。山本リンダの「こまっちゃうナ」など快活なメロディーで、流行歌のすそ野を広げた。戦後歌謡界を代表する作曲家だった。

2005年から会長の日本作曲家協会は、偉大な功労者に協会葬を予定している。






個人的には、千昌夫の「北国の春」「星影のワルツ」や、舟木一夫の「高校三年生」
「君たちがいて僕がいた」のほか、デュエットの「新宿そだち」などが印象深い(←いずれもカラオケで歌う曲です)。

北原謙二の「若いふたり」ももちろん歌えます~!

歌手:北原謙二
作曲:遠藤実

君には君の 夢があり
僕には僕の 夢がある
ふたりの夢を よせあえば
そよ風甘い 春の丘
若い若い 若いふたりの
ことだもの

君には歌の 歌があり
僕には僕の 歌がある
ふたりの歌を おぼえたら
たのしく晴れる 青い空
若い若い 若いふたりの
ことだもの

君には君の 道があり
僕には僕の 道がある
ふたりの道は 遠いけど
昨日も今日も はずむ足
若い若い 若いふたりの
ことだもの

物心ついて最初に聞いた曲が、島倉千代子の「からたち日記」だった。




5000曲のうち、主な作品(一部):

お月さん今晩わ(藤島桓夫、1957年4月)
からたち日記(島倉千代子、1958年11月)
浅草姉妹(こまどり姉妹、1959年11月)
アキラのズンドコ節(小林旭、1960年)
ソーラン渡り鳥(こまどり姉妹、1961年5月)
おひまなら来てね(五月みどり、1961年5月)
襟裳岬島倉千代子、1961年6月)
若いふたり(北原謙二、1962年8月)
高校三年生(舟木一夫、1963年7月)
ギター仁義(北島三郎、1963年8月)
修学旅行(舟木一夫、1963年9月)
哀愁出船(美空ひばり、1963年)
仲間たち(舟木一夫、1963年12月)
君たちがいて僕がいた(舟木一夫、1964年5月)
青春の城下町(梶光夫、1964年)
星影のワルツ(千昌夫、1966年3月)
こまっちゃうナ(山本リンダ、1966年11月)
新宿そだち(大木英夫・津山洋子、1967年10月)
ついてくるかい(小林旭、1971年4月)
純子(小林旭、1971年10月)
せんせい(森昌子、1972年7月)
中学三年生(森昌子、1973年2月)
くちなしの花(渡哲也、1973年8月)
白樺日記(森昌子、1973年8月)
おかあさん(森昌子、1974年8月)
すきま風(杉良太郎、1976年10月)
北国の春千昌夫、1977年4月)
ひとり(渡哲也、1977年4月)
江戸の黒豹(『新五捕物帳』主題歌、1977年)
夢追い酒(渥美二郎、1978年) 1979年の年間第1位
みちづれ(牧村三枝子、1978年10月)
東京音頭三波春夫/三橋美智也・藤野とし恵 ほかによる競作、1979年)
君は人のために死ねるか(『大捜査線』主題歌 1980年)
南風(小柳ルミ子、1981年)
冬支度(牧村三枝子1984年)
雪椿(小林幸子、1987年6月)