fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">1970年代(147)「フリックストーリー」(1975)</span>




1970年代ブログの、この「映画スクラップ帖」は、原則としてリアルタイムで70年代に見た
映画について、メモ書きのように書いているものです。

「フリックストーリー」は例外で、見逃していた映画でした。

ドロン・ファンのAstayさんや、ジュリアンさんなどからみたら、「フリックストーリーをまだ
見ていなかったって?」と言われそうです(笑)。

やっときょう見ました。
それも、Yahoo 動画!で。

全体として、テンポもよく、冒頭の音楽が、途中何回か繰り返されるが、哀調を帯びて
なかなかいい。

36件の殺人を犯し、フランス犯罪史上、最も兇悪なギャングといわれるエミール・ビュイッシュ
ジャン・ルイ・トランティニャン)を追う敏腕刑事ロジェ・ボルニッシュ(アラン・ドロン)の
犯人を追い詰める姿を描いている。

実話の映画化で、ロジェのナレーションで振り返るような形で物語が進行していく。

製作はアラン・ドロンとレイモン・ダノン。
監督は「ボルサリーノ2」のジャック・ドレー。

実在の刑事ロジェ・ボルニッシュの手記をアルフォンス・ブーダールとドレー自身が脚本化した。

出演はアラン・ドロンジャン・ルイ・トランティニャンのほか、クローディーヌ・オージュ
レナート・サルヴァトーリ(おお、懐かしや「Z」の悪党や「若者のすべて」の兄)、モーリス・エバンス、アンドレ・プッスなど。ドロンは40歳前後であり、もっとも充実していた時期のような気がした。

トランティニャンは、こういう凶悪犯、殺し屋などを演じると、凄みがある。
「Z」の正義感あふれる予審判事もいいが(笑)。

ドロンは、相変わらず、タバコが似合う。
上司にたてついても、エミールを自分で捕まえようと懸命に捜査する姿は
かっこいい。それにしても、あのタイプライター。いまでは ”時代物”です。

ドロンの婚約者に扮したのはクロディーヌ・オージュ(「007サンダーボール作戦」)。
なかなかの美人で、映画では、ピアノを披露するが、それが犯人に隙を与えることに・・・。

まだまだドロン未見作品があり、YahooでもGyaoでもDVDでも機会を捉えて見ていきまっすぅ~!(爆)