このブログのタイトルは、サブタイトルが「70年代のシネマ
名画座('70's Cinema
名画座)」。
「1970年」から「1979年」までの世相と公開映画を振り返って見ます。
第1回は「1970年」
(世相)
この年は、まず
大阪万博が3月に開幕。当時10代も最後のほうの学生だったのですが、
「猫も杓子も万博・大阪へ」に反抗して、万博には行きませんでした。
東京ではじめて「
歩行者天国」が始まったのもこの年(8月)。
佐藤栄作が、
三木武夫を破って、総裁に4選。戦後では、一番長い総理大臣になりました。
この年、衝撃が走ったのは、11月25日。
学内でこのニュースに接し、騒然としたのを覚えています。
つい、昨日のことのように思いますが、もう38年目ですね。
安保闘争では、60年安保ほどの混乱はなく、年末に安保共闘の交番襲撃で、警官一人が亡く
なるという事件がありました。
牛乳は25円、もりそばは1杯100円の時代でした。
映画料金は、「学割」で450円でした。一般は、600円~700円だった。
(映画)
この年公開された映画で話題となったのは、「ひまわり」(いまでも、個人的ベスト10に入る
作品です)、「
明日に向かって撃て!」「いちご白書」「
イージー・ライダー」「赤いテント」
などが公開。
蛇足ですが、流行歌では、「
知床旅情」(
加藤登紀子)、「圭子の夢は夜ひらく」(
藤圭子)、
そのほか、
ビートルズの「レット・イット・ビー」、「雨にぬれても」が街中で聞こえて
いました。