「黒い十人の女」第4話は、サブタイトルが「愛人集結！嵐の食事会ぶっかけ」。
愛人同士の壮絶ななバトルが炸裂！
コーヒーを飲みながら、キャスティング担当・火山（山田純大）の浮気話を聞いている風（船越英一郎）。
いつものカフェでは、若手女優の相葉志乃（トリンドル玲奈）とメイクの水川夢（平山あや）がお茶をしていた。２人とも風の愛人である。
いつものカフェでは、若手女優の相葉志乃（トリンドル玲奈）とメイクの水川夢（平山あや）がお茶をしていた。２人とも風の愛人である。
夢から「アシスタントプロデューサーの弥上美羽（佐藤仁美）も愛人である」ことを聞き、驚く志乃。志乃は美羽から「仕事のために不倫をやめ、風と別れたほうがいい」と言われたばかりだった。
「…最悪…何あのババア」。志乃はディレクターの浦上紀章（水上剣星）と風の間で揺れ動いていたが、やはり風のことが諦められないでいた。その浦上もまた美羽から「志乃が風と不倫している」という驚きの事実を知らされ、悩んでいた。
その頃、舞台女優・如野佳代（水野美紀）が所属している劇団「絞り汁」の舞台を観に来ていた神田久未（成海璃子）と美羽。すると、そこに現れたのは、風と脚本家の皐山夏希（MEGUMI）だった。「うわ、気まずい」動揺する久未。舞台上では、「あっはっはっは！何もかも崩壊よ」熱演する佳代の姿が。客席の４人は、その姿を無表情で見つめていた。
「くそつまんなかった」「…私もです」舞台を鑑賞後、食事をしている美羽と久未。
その頃、舞台女優・如野佳代（水野美紀）が所属している劇団「絞り汁」の舞台を観に来ていた神田久未（成海璃子）と美羽。すると、そこに現れたのは、風と脚本家の皐山夏希（MEGUMI）だった。「うわ、気まずい」動揺する久未。舞台上では、「あっはっはっは！何もかも崩壊よ」熱演する佳代の姿が。客席の４人は、その姿を無表情で見つめていた。
「くそつまんなかった」「…私もです」舞台を鑑賞後、食事をしている美羽と久未。
突然、美羽が志乃を呼び出そうと言い出し電話し始めた。
お茶をしていた志乃と夢は２人のもとへと向かうことに。「絶対あの女潰そ」「うん、潰す」と美羽への復讐を決意する志乃と夢。
一方、風に食事の誘いを断られた佳代は夏希と２人でご飯へ行くことに。
一方、風に食事の誘いを断られた佳代は夏希と２人でご飯へ行くことに。
渋々ついて行く夏希。すると、店の前には志乃と夢の姿が。「じゃあ、みんなでご飯を食べようよ」と言い出す佳代。４人が店に入ると、久未と美羽が待っていた。志乃たちだけでなく、佳代と夏希もいることに驚く２人。ついに愛人たちが集まった。
「かんぱ～い」と食事をし始めた６人。すると、佳代が突然言い放った。「ここにいる全員が…風松吉の愛人」凍りつく５人。戸惑った表情で顔を見合わせる志乃と夢。呆然としている夏希。美羽は呆れていた。愛人たちの衝撃バトルが始まり、事態は思わぬ展開に・・・。
「かんぱ～い」と食事をし始めた６人。すると、佳代が突然言い放った。「ここにいる全員が…風松吉の愛人」凍りつく５人。戸惑った表情で顔を見合わせる志乃と夢。呆然としている夏希。美羽は呆れていた。愛人たちの衝撃バトルが始まり、事態は思わぬ展開に・・・。
愛人たちが激しい争いを繰り広げる中、原因である風はというと・・・別の美女と会っていた。また新たな愛人が発覚・・・そして、この愛人はなんと・・・火山（山田純大）の妻だった！１０股男の風をめぐる不倫劇は驚きの展開に・・・。
・・・
売れない舞台女優で、プライドばかり高い佳代（水野美紀）と、脚本家の夏希（MEGUMI）の壮絶なバトルは、迫力があった。役のセリフをもっとよこせと夏希に迫ると、夏希は、自己満足の塊のような”おばはんが！”と猛反撃するのだが、このときのＭＥＧＵＭＩの圧倒するような形相がすさまじかった。夏希は、なんとスパデッティののった皿を佳代の頭に振りかけたのだ。
愛人たちを蹴落とそうと策略する美羽（佐藤仁美）(左）と愛人団結をもくろむ佳代（水野美紀）
佳代の４時間近い舞台の単調でつまらなさに辟易していた美羽（佐藤仁美）や久未（成海璃子）は、この光景に満足げな表情だった。
舞台となっているカフェでは、３人のウエイトレスまでが、一人の男を巡って、少なくとも６人の女が愛人として存在していることを知ってしまっていて、関係を図に描いて、説明しているシーンがあるなど、面白い。
ほかの愛人に手を引かせ、自分一人で風を独占しようと図る美羽（佐藤仁美）だったが、美羽と風の会話を盗み聞きしてしまった夢（平山あや）が、その思惑を全員の前で暴露してしまったから、美羽にとっては、形勢が不利に。
アクの強い女優が多いが、中でも美羽を演じる佐藤仁美が凄い。年季の入ったおばちゃんといった感じ。このドラマで、一番まともなのは久未（成海璃子）。相手が既婚者だったら、不倫は避け、ドロドロに巻き込まれなかったと考えている。何とか、愛人のバトルの泥沼から抜け出し、まともな恋愛を望んでいるのだ。若い女優の志乃（トリンドル玲奈）は、マジメそうな独身男と付き合い始めたが、風を忘れられず、どっちつかずで揺れ動いている。
１０股の張本人の風は、やはりマメで、誰にでも優しく接するので、愛人が増えてしまう。しかも妻（若村麻由美）は、９人も愛人がいることを承知しているのだ。
トンでもなストーリーだが、脚本家のバカリズムは、視聴者の関心のツボを心得ているかのように、視聴者の感じることなどを先取り、ときに解説するような語り口で、痛快ではある。
今期ドラマでは、面白さは群を抜く。放送時間が１１：５９～というのが玉に瑕。
日テレ見逃し放送で見ている。
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